2005年09月23日

さよなら

今日はこの場を借りて、皆さんに悲しいお知らせをしなくてはいけません。

僕は、合コンから引退することにしました。

誰がなんと言おうとも、僕はもう合コンには行かない。決めたんだ。

やめたくなるようなヒドイ出来事があったわけではありません。ましてや、彼女ができたからというわけでも当然ありません。
いつのまにか僕の中で合コンが無価値なものになってしまった、それが直接の原因です。
最近の合コンレポートを読んでいても手に取るようにわかると思います、合コンに対して僕の心が冷えてしまっている、ということが。
その理由を自分でいろいろと考えてみました。

まずは、最近の僕たちは合コンにおける効率ばかりを追い求め、昔のような貪欲さを失ってしまった、という理由が挙げられます。
最近は、ルーティンワークのように淡々と合コンを消化しているだけ、といった感じになってしまっているのです。
RPGでいうと、ザコ敵を延々と殺して不必要なレベル上げをしているようなもんです。そのうちふと気づいてしまうのです、 俺は何のためにこんなことをしているんだ?と。強大なラスボスに戦いを挑む方が、負ける危険が多い反面、 ワクワクしますよね。仮に負けたとしても、くそ、もう一回挑戦だ!となるわけです。

確かに、長年の経験によって熟成された効率的な合コンをすることは、決して悪いことではないのです。
例えば、前回の日記で紹介した『トイレミーティング』。これが確立されるまでは、 男性陣全員がその日の一番人気の女の子に殺到し、その他の女の子の機嫌を損ねてしまい、結果的に全体の雰囲気が悪くなる、 という現象が頻繁に起こっていました。しかしトイレミーティングの導入により、男同士で意見交換をしてそれぞれの担当を決めることで、 そのような見苦しい事態は起こらなくなったのです。

他にも色々な豆テクニックがあるのですが、それらを駆使することで、必ずある程度の盛り上がりは保障されるようになりました。 いつも僕たちと合コンした女の子たちはそれなりに楽しんで帰っていきます。でもそれだけ。僕たちは、 決して三振をしないが決してホームランを打てない、そんな小さくまとまった、頭でっかちの合コニスタになってしまったのです!
こんなんじゃあ合コンしててもつまらないよな。合コン中の冷静さ・計算高さを得るのと引き換えに、ドキドキを失ってしまったのだから…。


第二の理由は、可愛い子が全く来ないということ。
丸々4年間合コンしてきましたが、本当に可愛いな、と思った子は、僕の記憶では3人しかいません。数百人中で3人ですよ? こんな薄っぺらい確率だったら、飛行石つけた女の子が空から落っこってくるのをボケーッとしながら待ってる方がよっぽどマシですよ。 お金もかからないしさ!

そんなことは重々承知だったのですが、僕らは「次こそはカワイイ子来るさ、確率的にもう来ざるをえないはずさ」 と呟きながら合コンを続けてきたのです。学習能力ゼロ、むしろマイナスです。
これは、パチスロにズルズルとお金をつぎ込み続けて大借金をつくってしまう、そんな精神状態と似ていますね。「次こそは… 次こそはっ…!」という思考は本当に危険です。みんなも気をつけてほしい。

しかしさすがの僕もいい加減気付きました。どんなに待っても合コンにカワイイ女の子なんかは来ないんだ。理由は分からないけど、 そういう決まりがあるんだ。これが神の見えざる手というやつなんだ!と。


主にこの二つの理由で、僕は合コンをやめます。だってどっちも致命的な理由ですから。自分ではどうしようもないことだしね。
それでも後ろ髪を引かれるような思いは残ります。

思えば足掛け4年。僕は合コンのことばっかり考えてたような気がする。
初めての合コンは浪人の時。クソ暑い季節でした。僕は人見知り大王なので、居心地が悪くてしょうがなかった。 もともと女の子と話すのはあんまり好きじゃなかったからね。奴らの話ときたら全く面白くないしさ。

でもせっかく合コンするなら結果を出したい。その一心で、僕とTAIWANさんとウサギさんは、代ゼミをサボって作戦を練りまくった。 代々木にあるドコモタワーのふもとの喫茶店・マルコにて、ドリンクバー一杯で一日中話し続けた。それに比例して落ち続ける偏差値。当然、 僕の合格判定は常にEBAのEだった。

その甲斐あって、僕らの合コン偏差値はどんどん上がっていった。女の子を効率よく酔わせるにはどうすればよいか、 とオリジナルのイッキゲームを作ったり、スムーズに2ショットに持っていくにはどうしたらよいか、 とフローチャートやタイムテーブルを作ったり、徹底的に話し合った。

そして、知り合いの女の子に片っ端から合コンを頼みまくり、それでもダメなときは同窓会を企画した。 センター試験まであと3週間に迫った年の瀬に、僕とTAIWANさんは合コンしたい一心で同窓会の幹事をしていた。

年末も合コンの予定が目白押し。僕は浪人のくせに、酔っ払って頭にネクタイを巻いて帰宅したりしていた。「模試に行ってくる」 と言って家をでて、真っ黒に日焼けして帰ってきたこともあった。その日は海合コンだったのだ。 「代々木ゼミナール大学1年生のEBAです」という当時の自己紹介がなつかしい。

こんな生活を目の当たりにしつづけた僕の両親は、烈火の如く怒り狂っていた。僕は正月早々に家を追い出され、父方の祖父母の家に避難した。 それでも僕はTAIWANさんと連絡を取り続け、来たるべき合コンに備え、イメージトレーニングを怠ることはなかった。

こうしてなんとか大学に合格した僕。
僕が大学の女友達に頼んで企画した合コンでは、男性陣がヤンチャをしすぎて、僕は彼女にシカトされるようになってしまった。 大学に入って初めてできた女友達だったのに。その子と一緒の必修科目に行きづらくなってしまった僕は、単位不足で留年してしまった。この例に限らず、 僕らは何人もの女の子を悲しませ、怒らせ、絶縁された。

でもそんなことはどうでもいいのである。そんな女の子のことなんかより、次の合コンの方がよっぽど尊い存在なんだ。 僕らは全く意に介することなく、合コンをし続けた。本当に楽しかった。でも…もう終わりだ。

今までに合コンで出会った女の子は、おそらく200人以上。使ったお金は、数十万円。費やした時間は、考えたくも無い。
失ってきたものは大きい。僕なんて大学の先生に「合コン大魔王」って呼ばれてるんですよ?

失ってきたもの、なんてことを考えてしまうようになったら、もうそこが潮時である。すっぱりとやめるべきだ、と僕は思った。 だからやめる。今までの合コンに関わった人全てに感謝しながら、僕は合コンから卒業します。

合コンは…僕にとって、あまりに特別だった…。…さよなら…合コン…さよなら…

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