2005年11月26日

古矢くんと鈴木さん

またやっちまった。
無計画な遊びに興じた結果、週末は修羅場スケジュールになることが決定してしまいました。今夜はやるべき事が多すぎて死にそうです。

11/23、街は勤労感謝の日ムード一色。どんなムードだよ、って感じですが、 中学校の同級生数人で集まってのプチ同窓会が催されました。男3人の女2人。

まず僕らは酒を飲む前にゲームセンターに向かい、例のクイズゲームを、ニャンピョをやることになりました。
ゲームセンターに行くといたる所にポスターが。どうやらこの日11/23は、けっこう大々的に『ゲームの日』 らしい。なんでだかはよくわからないが、まぁゲームをする言い訳にはなるか…。勤労感謝の日に『ゲームの日』 だからという理由で自分に弁解しながらゲームをする、勤労なんぞ1ミリもしていない僕。いちおう僕はバイトをしていますが、 あれは勤労というよりは集金だ。

様々なラッキーにも助けられ、今回のニャンピョは望外の好成績をおさめることができました。これもゲームの日だからだろうか。

その後、飲み屋に移動し、僕らは酒を飲みながら下らない話に花を咲かせた。来たるクリスマスに向けてのロンリーな企画だの、 おまえの彼女は深海魚みたいだだの、中二と合コンしようだの、セクシャルなおもちゃの話だの、 なんかこうやって列挙すると最低な話ばかりです。僕もいささかカミングアウトが過ぎたかなと思いましたが、どうでもいいや。

こうして飲み屋を出たのが24時過ぎ。ここでコンコンさんが、 俺はもう終電が無いから一晩中遊ぼうぜ、とか言い出しやがりました。ちょっ、おまっ、 僕余裕で終電あるんだけど…こうしてよくわからないが僕たちは僕の家でオールすることになった。

そして、妙齢の男女5人が深夜に我が家でなにをし始めたかというと、なんとギャルゲー
ギャルゲーとは、可愛い女の子たちがワサワサと出てくる、男たちの甘酸っぱすぎる妄想を具現化した恥ずかしいゲームのことです。
なんでこの人たちはこんなにもギャルゲーしたがってるんだろう?ギャルゲーってのは家で部屋を真っ暗にして孤独に楽しむものだろう? どう間違ったって女なんかとやるもんじゃない!

ところがどっこい、大勢でやっても案外楽しいんですよ、ギャルゲー。僕らはお目当ての女の子が登場するたびに大喜びして吠えていた。 今考えると近隣の住人の方々が怒鳴り込んでこなかったのが不思議だ。僕の部屋のとなりには、とっても武闘派なお兄さんが住んでいるんですよ… 。

さてこのゲーム、高校生活を舞台としていて、プレイヤーはお目当ての女の子を待ち伏せて会話したり、 いっしょに下校して会話を盛り上げたりすることで仲良くなっていき、最終的には告白するという、ピュアかつ変態的なゲームです。 ピュアだからこそ変態的なのだろうか?

主人公の名前は「古矢 隆太」(仮名)と入力。僕らはその場にいた或る男の名前を入力したので、 本人の名誉のためにもここでは仮名にしておきます。
そして僕らが狙うことにしたのは、「鈴木さん」という名前のごくごく平凡なクラスメートの女の子。 僕以外の4人は皆一様に、「かわいい」やら「健気だ」 などと鈴木さんを褒め称えていました。僕個人としては、幼なじみかつ後輩で生意気な性格、今で言うところのツンデレな 「やっこ」タンと仲良くなりたかったのですが、多数決で却下されました。やっこタンに「バッカみたい」 となじられて喜ぶような変態は僕だけだったようです。あの健康的なオデコがいいじゃないか‥。

まぁ紆余曲折ありましたけど、結局鈴木さんに的を絞って架空の高校生活を送る僕ら。もしあなたが鈴木という名字の女性ならば、 以下を読むと気分が悪くなること請け合いなので、是非最後まで読んでほしい。

古矢は鈴木さんが現れそうな場所に張り込み、彼女にストーカー規制法スレスレのアプローチを仕掛けます。 朝から放課後までずっと体育館で待ち伏せしたり、保健室に篭っていたり。時には慌ただしく様々な場所に移動したり。 鈴木さんを求めて徹底的に校内を徘徊します。

最初はそっけなかった鈴木さんも、古矢の精密なストーキングが功を奏したのか、だんだんと話をしてくれるようになりました。 そして一緒に下校することに。
すると今度はセクハラの連発。古矢は鈴木さんに対して狂ったように「世間話」→「エッチな話」→「手を握る」の3連コンボを繰り返します。 お前は和田サンか。あまりに卑猥な古矢の行動に照れて先に帰ってしまう鈴木さんを見て、僕たちはバカ笑いしていた。

こんな仕打ちを受けても、鈴木さんは古矢にモリモリとときめいていきます。 26回もこのゲームをクリアした僕がアドバイスしているのだから当然だ。ありとあらゆる女の子にちょっかいを出したことで、 無駄にモテモテになっていく古矢。まるで高校時代の僕を見ているかのようだ。
古矢が下校する時なんかすごいですよ。学校中のカワイコちゃんが古矢といっしょに帰るために校門で待ち受けてますから。 自らに好意を寄せる女の子たちをちぎっては投げ、ちぎっては投げ、かたくなに鈴木さんとセクハラ下校する古矢。もちろん、 ちぎられては投げられた女の子の中には僕の「やっこ」タンもいます。僕は断腸の思いでモニターを見つめていた。

で、まぁ普通に古矢の告白は成功し、こうして見事、古矢と鈴木さんは付き合うことになりましたとさ。良かった良かった。 妙に投げやりなのは、ゲームの最後の方は僕が飽きていたからです。だって俺はこれから古矢と鈴木がどうなるのか全部知ってたんだもん‥。

こうして僕たちの古矢はハッピーエンドを迎えたわけですが、平日の明け方に仮想現実から覚めた僕たちには、 ハッピーエンドなんて文字はありません。むしろバッドビギニング。みんながみんな、疲れきった顔をして、ハードな一日を今まさに始めんとす。
僕はその日、もう休めない授業を当たり前のように休んでしまいました。現実って大変だ。もう寝よう。

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