2005年12月06日

警告:民営銀行はもう古い

日曜日、夕方。
僕は家庭教師のために新小岩へと向かった。

なんで、休日のしかもこんなクソ寒い日に、家庭教師するためにこんな所まで来なきゃいけねぇんだよ…とふて腐れていた僕は、 新小岩駅前ロータリーであるモノを見つけた。

お札だ!お札が落ちとる!地面にダイレクトに落ちとる!

なんのためらいも無く僕はお札を拾い上げました。お札には、モコモコした怪しげな頭の男が描かれています。これは…野口だ! つまり千円だ!

僕の拾ったお札が、日本における最小金額のお札であったことはいささか残念ですが、 まぁウォンとかドンとかそういう通貨でなくて良かった。
ちょうど財布の中を見て寒々しい気持ちになってたところだったので、1000円でも素直に嬉しい。 普段から下ばっかり見て歩いている僕ですが、このときばかりは自分の根暗さに感謝!この千円はもう誰にも渡しま千円!

この間、約1秒。そしてお札をポケットにねじ込もうとした瞬間。

警官と目が合いました。

そう、そこは交番の前だったのです。近く、とかじゃなくて、正真正銘の「前」。警官までの距離、2メートル。彼は僕と僕の手元をジッ… と見ている。

さらに一秒考えて、僕は観念した。「渡すわけにはいかんざき!」 などと叫んで立ち去っても良かったんですが、僕の経験則上、警官のご機嫌を損ねるとロクなことが無い。もう、 この千円はお上に献上するしかありま千円…。

「これ、そこに落ちてたんですけど〜」

なんて不幸なんだろう。お金を拾った途端にボッシュートされるなんて。始めから拾わなきゃよかった!てか、 あんな目の前に落ちてるんだから、警官、お前が気づけよ!

そもそも新小岩という街は警官が異常に多い。犬も歩けば警官に当たる、それぐらい多い。 この事実が新小岩の治安の悪さを雄弁に物語っています。

さて、僕はゲンナリしてしまったので、とっととバイトに行こうと思い、千円札を置いて交番を立ち去ろうとしたのですが、 なんか無理やり引き止められて書類書かされました。彼らは僕から千円を奪うだけでは飽き足らず、僕の時間まで奪おうとします…!
でもこういう手続きは初めてなので、どんなもんなのかと興味が湧いてきた。 拾得物預かり書ってのは書いたこと無いや。もっと怖い書類はむかし色々書かされましたけどね…。

見よ!これが拾得物預かり書だ!

P1010790

半年+14日の間に千円札の持ち主が現れなかったら、僕に所得権が発生する、つまりあの千円が貰えるんだって。
どうせ持ち主は現れないから、半年待てば君のものだよ、と警官は僕を慰めてくれました。 僕はそんなに未練たらしい顔をしていたんでしょうか。てへ。

それより驚いたのは、半年後、その千円を受け取る際の話なんですけど、なんと全国の交番のどこででも、その千円を受け取れるとのこと。 そこいらの交番に行って、上の写真の書類をピッとオマワリに見せれば、いつも偉そうな彼らが僕にお金を差し出すというのです。こ、これは爽快だ!

僕は気付いた。銀行なんかにお金を預けるよりも、交番に貯金する方がいいんじゃないか…?

そもそも銀行ってのはおかしい。本当に急にお金が入り用なときほど、ATMなんかは時間外手数料を請求してきます。 なんで俺の金を下ろすために俺のお金を使うんだよ!?
高校生のとき、悲惨な出来事があった。あと80円がどうしても足りない、という状況がありまして、 なにを血迷ったか僕は銀行に行って80円だけを下ろしたんです。105円の手数料を払ってね。 下ろした瞬間にその事実に気付き、死にたくなりました。しかもその80円が必要な理由ってのが 「拾ってきた雑誌を御茶ノ水の路上で売ってるルンペンから100円でジャンプを買いたかったから」ですからね。 そもそも手数料でジャンプ買えるじゃん。どれだけスケールが小さいんでしょう、EBAって人は。

それ以来僕は銀行に金を預けないことにした。光熱費などは全部コンビニ払い。振り込まれるバイト代は、朝一番で全額お引き出し。 ここで口座に1円だけ残しておくのがミソです。残高0だと口座自体が消滅しちゃうんですよ。

こうして僕の口座は常に残高1円が保たれているのです。ひ孫の孫ぐらいの時代まで寝かせたら、この1円にも利子がつくのだろうか。

さて、こんなにクソな銀行に比べて、警察貯金は優秀です。ちょっと考えただけでも魅力的な点がいっぱい!
まず、24時間営業なこと。そして、 全国に幅広い支店を持っていること。いつでもどこでもお引き出し可能です。
もちろん手数料なんていう意味の分からないものはありません。警官は国民の下僕ですから、手数料なんていただけません。

さらに、2つの意味で安全です。
まず、警察は絶対に倒産しません。てかむしろ、倒産するとこを見てみたいぐらいです。
次に、現金を引き出す際も安全です。最近は、ATMなどでお金を引き出した瞬間に引ったくりの被害に遭ってしまうご老人たちが多いですが、 警察銀行はそんな心配ナッシング。屈強な警官たちが、手渡しで現金をお渡ししますからね。てかむしろ、 交番で引ったくりが起きるとこを見てみたいぐらいです。

うん、警察銀行サイコー!みなさん是非、自分のお金を、「拾いました」と言って交番に届けてみてください。そうするだけで、 信頼と実績の警察銀行にお金を預けることができますよ!

半年間下ろせませんけどね。

あと、1000円を越えると、交番ではなく警察署でしか受け取れなくなるんですけどね。

さらに、受け取れる期間も、「届出の六ヶ月後から二ヶ月間」と決まってるんですけどね。

ちなみに、その受け取り期間を過ぎると、問答無用でボッシュートされて東京都の資産になってしまうらしい。その際も、 「早く受け取りにきてください」なんていう親切なアナウンスは一切無し。

六ヵ月後の僕がこんな千円のことを覚えているのか、甚だ疑問です。てかその前に、この「拾得物預かり書」を無くしそうだわ。

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