2005年12月12日

教え、教えられるモノ

今日も家庭教師に行ってきましたよ。
僕のかわいい教え子君が期末テスト真っ盛りの非常事態なので、最近は曜日を問わずに新小岩まで駆り出されるのです。

そもそも新小岩ってのは僕の家から遠すぎる。総武線で一本なのに45分もかかる。金額にして片道450円。 僕は毎回往復900円も払って新小岩まで赴き、生徒と将棋を指したりマンガを読んだりして帰ってくるのです。

しかし生徒のテスト直前だけは、僕も目の色が違います。なんとかして赤点だけは回避させなければ。もう高校2年生なので、 いい加減に赤点祭りはやばい。放っておくと奴は全科目赤点とか余裕でやりかねませんからね。
ということで、毎回、テスト一週間前ぐらいから僕の凄まじい詰め込み指導が始まります。

先週の木曜には、物理の「波・音」の単元を夜11時過ぎまでかけて指導。 家帰ったら日付変わってた。
金曜には、数学の「積分」を積分の意義とか定義とかを全無視して指導。「考えるな、 感じろ、体で覚えろ、脊髄で解け」などと言いながら僕は必死で教えた。そもそも積分を一日でゼロから完成させろ、 という生徒の注文からして、どだい無理な話なのだ。

そして、今日。奴の明日のテスト科目は、数�K古文英語。数�Kの範囲である「微分」 は一週間ぐらい前からとりかかっており、ある程度完成していますので今日はよしとして、問題は古文と英語。未だにノータッチだにゃん。

まず僕自身、古文ができないんですよ。圧倒的にね。高校の古文の授業のとき、僕はなにしてたんでしょう? 活用とか接続とか言われると練炭自殺したくなるぐらい古文ができない。今の大学も、 マークテストじゃなかったら絶対古文で落とされてましたからね。
でも古文の活用とか接続ってのは、漢文を書き下す際に必須の知識なので、僕もいい加減覚えざるをえないんです。昨日、 連用形ってのが何者なのか、やっとラーニングしたよ。

ということで、正直僕は古文なんて教えたくないんです。教えられないから。でも生徒の赤点ピンチなのに、教えないわけにもいかない! 僕は断腸の思いで、古文の指導をすることを決意した。
そうだ、確かに僕は古文障害者だけど、生徒と一緒に学んでいけばいいじゃないか。生徒と同じ目線で学んでいけばいいじゃないか!教育って、 教えることだけじゃない。教えられることだってたくさんあるんだぜ…!

そんな熱い志を秘めて、僕は朝っぱらからクソ寒い新小岩に向かった。今日は本当に寒かった。息をすると鼻腔が痛かったもの。

「じゃ、始めようか!」

生徒の家に到着し、やる気まんまんの僕。僕の勉強でもあるのだから当たり前です。
生徒の方も、今日はいつになくやる気がありそうだ。今日は最高のパフォーマンスができそうだぜ!

「忘れた」

は?僕は生徒の発言に耳を疑った。追い討ちをかけるように、通学カバンを漁りながら彼は言った。

「教科書忘れた」

「古文と英語両方とも」

殺すぞ。クソが。
高校の古文とか英語のテストってのは、教科書の文章がそのままモロンと出てくることが多いので、教科書は生命線です。 その生命線無しでどうやって勉強しろっていうんだよ…!

ふて腐れた僕は90分、ハナクソほじりながら「鋼の錬金術師」を読んでいた。おもすれー。
そして生徒も、読んでいた。ムカつくぐらいに集中して読んでた。
僕は今日、なにしにここ来たんだろ?あえてそこは考えないことにした。これで奴は赤点2科目がとりあえず確定だ。

でもよくよく考えてみると、彼が赤点をいくつとろうが僕には関係ないんですよね。僕が怒られたり、 僕が後々困ったりするわけじゃないし。どうでもいいにゃん♪

というわけで、今日も無為に日曜日を過ごしてしまいました。明日からこそは頑張るぞ

 

そういえば、何個か前の日記に載せた、僕の元教え子の赤裸々な無修正写真、あれに関して、「肖像権の侵害だ」「あれはやりすぎだ」 「逮捕されますよ」「アイツ気持ちワルイ」などと非難轟々でしたので、泣く泣くモザイクを入れましたよ。 こうしてひとつの人権がまた救われた。

モザイク入れた後の方が明らかに凶悪な印象なんですけどね。普通に怖いよ。興味ある人はどうぞ。

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