2006年01月31日

譲れないモノ

「明らかに勉強会を休むべき体調なのだが、夏から今まで、ずっと皆勤しているし、欠席はしたくない。
そもそも僕はマゾというかなんというか、過酷な条件の下で何かを達成することが案外好きなのだ。なんかカッコいいじゃないか。」

この偉そうな発言は、昨日僕がここに書いたものです。

その舌の根も乾かぬうちに僕は、今日の昼からの勉強会を寝過ごしてしまいました。
まぁ今日のやつはメインの勉強会ではないから、皆勤は続いてるっちゃ続いてるんだけど、すごくやっちゃった感があります。
そもそも、朝までずっと起きっぱなしで勉強会の予習をしてたのがいけなかった。予習さえしなければ寝坊することなんか無かったのに…! くそが!

明らかに言ってることおかしいですね、僕。

というわけで、勉強会を訳の分からない自分の不注意で休んでしまった僕は、 そのやり場のない怒りをゾーマりゅうおうに向けた。 八つ当たりもいいとこです。

でも、剣を振って魔王を倒すと、本当にスカッとサワヤカな気分になりますね。
昨日の夜中、いつものように剣を振ってたら、ふと、何かのコツを掴んだんですよ。体重移動っていうのかなぁ、 ちょっと下半身の使い方を工夫したら、かなりヤバイ速さで敵を斬れるようになった。 まるでビデオの早送りのようなスピードでゾーマを切り刻んでるんですよ、僕。デンプシーロール並みの回転力です。
前は、ズバッ。ズバッ。ズバッ。って感じだったんだけど、今や、ズババババ! みたいな感じですからね。全然意味わかんないですね。超キモチE。

で、今日になってみると右手が痛くてしょうがなかったので、僕は左手で冒険の旅に出ました。最近はどうも左手の方の調子が悪くて、 攻撃の精度がやたらと低くなってしまっている。このままでは、スイッチ勇者を名乗れないよ!

そこで、重りプレイだ。
2Kgの重りを装備して過剰な負荷を腕に与えることによって、無駄の無い動きを体が自然に思い出してくれるんです。というか、 無駄な動きなんかしてると、重り付きではまともに連続攻撃できません。ちょっと荒療治ですけど、 僕はこのトレーニングでフォームの乱れを矯正するんですよ。スランプに喘いでいる勇者がいたら、ぜひ試してみてね。

訓練の甲斐あって、今日は重り付きの左手でギガスラッシュを出せるようになりました。 自分の成長がリアルに体感できるからこのゲームは面白いんですよ。

で、一段落ついて自分の冒険の記録を見てみると、どうやら僕、一日1000回以上剣を振ってるみたいなんだよね。なんなんだろう、 この剣神ジャンキーっぷりは。そりゃ勉強会も寝坊するわ。

先生、ごめんなさい。僕は学生であると同時に、勇者なんです。
胸にたぎる熱い勇者の血潮は、誰にも止められないんだぜ!おやすみっ!

2006年01月30日

咳をしても一人

金曜日、僕は突然体調を崩した。

日も沈みきらんとする午後5時、バイトに行くために嫌々目覚めて、驚いた。
体中が痛い。満遍なく痛い。そして体に力が入らない。
寝ぼけていたのと時間に追われていたこともあって、僕は「どうせ剣の振り過ぎだろう、真の勇者になるためには必要な産みの苦しみさ」 などと楽観視しながら家を出た。

しかし新小岩に向かう総武線の中、どんどん気分が悪くなってくる。普段なら凝視するはずの女子高生の生足にも、全く興味が湧かない。 なにかがおかしい。

生徒の家に到着し、いつものように将棋を指し始める。
朦朧としてきて、かなりありえない目の悪手を連発してしまう。それでも勝ってしまう、これが戦いの年季の違いだろうか。

もう一局、もう一局とせがむ生徒を一喝して、放心する僕。生徒は一人、将棋の駒でドミノ倒しを始める。面白いのか、そんなことして…?
どうでもよくなってきた僕は、SとEとXという形にドミノを並べろ、完成したら起こすように、と彼に指示し、机に突っ伏した。 その傍らで彼は、Xの並べ方に苦心していた。

ここらへんでいいかげん、気付いた。
僕、病気なんじゃないの?
明らかに剣神で使わないような所が痛いし、頭がポカポカする。そうだ、熱を測ってみよう。
僕の家には体温計などという洒落たものは存在しないので、生徒に借りた。彼の家の体温計の置き場所までを把握している自分が怖い。

ピピピ、ピピピ、ピピピ…。
金曜洋画劇場のマイノリティー・リポートを楽しそうに見てる生徒を横目に、僕は7度5分の熱を出していることを知った。
普段は熱など出さないので、この温度が微熱なのか高熱なのか、はたまた平熱なのか、さっぱり分からない。でもすっごくダルい。 普段ヒロポンと叫び合うような「ダルい」とは真剣さが全く違うダルさだ。僕はそそくさと帰宅した。

フラフラしながら新小岩駅へ向かう。新小岩という街の性格上、よろよろと歩く僕の姿は、 重度のシャブ中の青年のように映っていただろう。

こうして、やっとこさ家に着いた。こんなにひどい体調なのに、 帰宅すると電気を点けるよりも先にPCの電源を入れてしまう自分に気付いて、ウンザリした。
とりあえずなんか喰って栄養を補給しよう、と思い立ち、台所へ。
本当は、野菜をたっぷり入れたスープに卵を落としたりするのがいいのだろうが、万事が面倒くさくなっていた僕は、 そこらへんに置いてあったカップ焼きそば・UFOを食べた。

うん、クソまずい。
UFOだけあって、宇宙クラスの不味さ。
普段の僕にとってはかなりのご馳走であるUFOを、こんなに不快に感じるなんて。今の僕は相当病んでいるようだ。 おとなしく野菜スープ作っときゃ良かった。

もう一生カップラーメンは食べない、と守れるわけがない決意を胸に、家に置いてあった抗生物質を適当に飲んでから、布団に潜りこんだ。

でも寝れない。寝てるだけでも体が痛くて、寝れない。僕は、ふと、弱気になった。

何故このタイミングで体調を崩したんだろう?
前日ユリアン教授に飲みに連れてってもらった際、緊張しすぎていたからか?
それとも、あの居酒屋の食い物がおかしかったのか?あの店、底に紙がくっついた鍋を火にかけようとしたり、 出来上がったモツ鍋の中からビニールが出てきたりと、色々おかしかったからな…。
もしくは、深夜に帰宅後、朝まで剣を振ったり、PCをいじってたりしたからいけないのか?
いや、前日食べた、賞味期限を豪快に超越したラーメンがまずかったのか?

思い当たるフシが、ボロボロ出てくる。自分の自堕落な生活態度が恨めしい。

そもそもこれは、本当にただの風邪なのかな?
実はインフルエンザだったり?
はたまた鳥フルエンザ?
いや、意外なところで狂牛病?

どんな病気だったとしても、不思議は無い。乱れきった生活を続けてきた僕は怯えた。
ひょっとすると病気そのものよりも、病気に伴って起きるこういった悪い妄想の方が怖いのかもしれない。

一人で暮らし始めてから今に至るまで、一度だけ、病気でかなり辛い思いをしたことがあった。2、3年前のことだ。
でもその時は、親切な友人が家までわざわざ来てくれて、おでこに冷えピタシートを貼ったり、他にも色々してくれた。 あのときは本当に嬉しかった。

そんなことを思い出したら無性に寂しくなったので、「う〜ん、う〜ん、アイはとっても辛いナリよ〜」などと過剰に独り言を叫びながら、 無理やり眠りについた。

 

寝苦しくて目が覚めると、午前3時。布団に入ってから4時間しかたっていない。
よくよく考えてみると、いくら体が不調だといっても、睡眠自体は前日に十分すぎるほどにとっていたのだ。体が寝ることを拒否している。

体も幾分楽になっていたので、僕はおもむろに翌日、てかすでに当日に迫った勉強会に向けての予習を始めた。
明らかに勉強会を休むべき体調なのだが、夏から今まで、ずっと皆勤しているし、欠席はしたくない。
そもそも僕はマゾというかなんというか、過酷な条件の下で何かを達成することが案外好きなのだ。なんかカッコいいじゃないか。 僕とゾーマの死闘の歴史にも、その性癖は如実に表れている。

こうして僕は、大漢和辞典というクソ重い漢字字典をひきながら漢文を読んだ。この字典を持つだけで上半身が痛いのだが、頑張った。 僕にもできたよ、予習…。

この劣悪な体調で予習を終えた僕は非常に気分が良かったので、すぐさま剣を握ってゾーマ&りゅうおうの討伐へと向かった。
力が入らないせいか、ゾーマの猛攻を凌いでる最中、何回も剣がすっぽ抜けそうになった。
が、一回目の対戦で、いきなりゾーマを剣のみで撃破。普段はゾーマと10試合ぐらいして初めて撃破できるので、これはかなりの快挙だ。
全身痛で無駄な力が抜けた分、スピーディーにギガソード(縦・若葉マーク・ナナメにすばやく斬ることで雷が発生し、 敵に追加ダメージを与えるテクニック)を連発できたのが勝因だったのかもしれない。
りゅうおうに至っては、既に僕のスパーリングパートナーにすらならない。終始安定した試合運びで、僕はりゅうおうに完勝した。

一日のノルマ分の魔王討伐を終えて、僕は意気揚々と勉強会に向かい、その後、「アルコールで悪い菌を消毒しなきゃ!」 と飲みに行ってしまった。少しフラッとした時はあったが、なんとかなるものだ。病は、剣を振って治す。これが勇者の治療法だ。

 

結局、僕はなんの病気だったのか、未だにさっぱりわからないが、無事に元通りに回復した。

真面目な話、そんなに重大な症状でない時は、家で布団に包まって漠然とした不安に襲われ続けるよりは、外に出て勉強したり、 楽しく酒飲んだり、剣を振ったりした方がよっぽど健康に良いと思った。
自分の体調を不安がるようなヒマを脳に与えちゃダメだ。身体の不調と連動して、精神も不調になるから。病気になるといつも思うが、 あの不安スパイラルには本当に参ってしまう。
でもそんな時でも一緒に楽しく過ごせる友人がいるから、僕はとっても幸運な人だ。体はともかく、心は健康でいられる。

病み上がりなので、少しセンチメンタルになってみました。
なんにせよ、生きてる限りは体が資本なので、みんな、健康には十分気をつけよう。やばい、と思ったときにはもう遅いんだよ!?

てか、同じようなことを今月頭の日記に書いてた自分に気付いて、その学習能力の低さにビックリ。今度こそ本気で、 もりもり食べ野菜♪するぞ。

2006年01月27日

ジャイアントカプリコバトン

路上のaki日記あきさんから名無しバトンが回ってきました。
「ジャイアントカプリコのEBA君」とのご指名です。 僕のブログはそんなマヌケな菓子みたいな名前じゃないぞ。よく見ろや!

ということで、怒り覚めやらぬままバトンに答えたいと思います。


 ■Q1■ もてたっと思う時期はいつ?

あと三年後ぐらい。
僕の友達が「25歳を境に男と女の性欲の大きさが逆転し、女の方から男を求めてくるんだイッヒッヒ」という根拠レスな意見を述べていたので、 今はそれを信じてみようと思います。


■Q2■ 似てると言われたことのある芸能人は?

何人か似てる芸能人を言われたことあるけど、こないだそれを友人に話したら「それはお世辞だよイッヒッヒ」とバカにされたので、 金輪際言わないことにしました。
あ、一応、台湾で台湾人に「台湾人に似てるね」と台湾語で言われたことがありますアル☆


■Q3■ 恋人を選ぶポイントは?

最近気付いたんですけど、心身ともに健康な人。
健康な女性って、結構いそうで案外いないんですよ。


■Q4■ ここぞという時の香水や服装がありますか?

PLAYBOYのパクリでGAYBOYって書いてあるTシャツ。勝負事の時はいつも着てた。穴開いてたけど。

香水には縁が無いけど、新宿で合コンするときは、いつも開始直前に男たちでドンキホーテ行って、 展示してある香水を適当につけていました。ルンペンです。
てか、「香水をつける」の「つける」って、「付ける」、それとも「着ける」、どっちなの?


■Q5■ 告白されたことがありますか?あれば何人?

数えたこと無いけど、多分100人は越えてると思う…。
あ、3次元に限定するなら、a few人だよ。


■Q6■ わざとデートに遅れて行ったことがありますか?

その日の気合にもよるけど、まず無い。
むしろ、早く行きすぎて会う前に疲れ果てます。そんでデートは失敗に終わる。


■Q7■ このバトンを渡す5人は?

僕の知り合いのブロガーたちは、こういうのあんまり興味無さそうなんで、回しません。
やりたい人は勝手にやってナリ!

 

以上、家庭教師先のパパにお年玉を貰ったので、機嫌がすこぶる良いEBAがお送りしました。

しかし、バトンに答えるっていう日記はやたらと楽チンだな…。

2006年01月24日

勇者 その終わりなき挑戦

こんにちは。勇者です。

皆さんご存知の通り、僕は毎日お猿さんのように自宅で剣を振っています。
(参考:甦りし伝説の剣すべてが奇跡!!すべてが事実!! 《剣神》が大幸運を呼び寄せる!!

最近は、最強の敵・ゾーマを倒すことにも些か飽きてきたので、 より過酷な条件でゾーマを倒すことに腐心しています。

このゲームには、『世界樹の葉』という、体力がゼロになっても一回だけ復活できるアイテムがある。 僕も最初の頃は、このアイテムのお世話にならないとゾーマを倒すことができなかった。

だんだん実力がついてくると、僕はこのアイテムの使用を封印して、ゾーマを倒すことに挑戦しはじめた。勇者のくせに、 復活という保険をかけて勝負に挑むなんて卑怯ではないか。
気が遠くなるような回数の戦いを挑み、僕は世界樹の葉無しでゾーマを倒せるようになった。 ゾーマの攻撃をだんだんと見切れるようになってきたことが勝因だ。

次に僕は剣を左手に持ち替えた。なにかのアクシデントで僕が右手が使えないときにゾーマが襲ってきたら、世界を守りきれない。 勇者たるもの、常に万全の備えをしておくべきではないか。
利き腕ではない左手でプレイすることで、また難度が上がる。僕は基本に立ち返って、簡単なステージから入念にクリアしていき、 左手でのプレイに体を慣らした。やはり、左手では難しいような斬りの連係もあるので、そのような連係は特に意識しながら練習する。
そして僕は、左手でもゾーマを叩きのめした。

しかし世界樹の葉を使用しなくては、さすがに勝つことはできなかった。悔しい。

さらに僕はしつこくゾーマと戦い、左手で敵の攻撃を捌ききる特訓を行なった。世界樹の葉は、使いたくない。
いくら左手で戦うというハンデを自ら課そうが、僕だけが復活可能だなんて、正々堂々と挑んでくるゾーマに失礼ではないか。 僕とゾーマが今まで営々と続けてきたこの勝負の否定、冒涜だ…!
僕は一晩中、親の敵のように剣を振り続け、左手プレイ、かつ世界樹の葉無しでゾーマを滅殺した。これは本当に厳しかった。

この時に至って、僕はゾーマという敵に尊敬の念すら覚え始めた。

ゾーマは最後まであきらめない。勝負を投げ出すことなど絶対にしない。ただただ粛々と、愚直なまでに、 大魔王としての自らの義務をまっとうしようとする。自らの桁外れの強さに溺れ、敵である僕を侮るなんてことは決して無い。いつでも全力だ。 コンピューターだから当たり前だが。

大魔王にまるで似つかわしくない、ゾーマのそんなひたむきさに、僕は何回も叩きのめされた。
いける!勝てる!というところまで追い詰めながらも、そこから何回勝負をひっくり返されたことか。彼は決して、僕のミスを見逃さない。焦り、 恐れ、慢心、力み。そういった心の乱れは、剣筋の乱れに直結する。ゾーマの前では、その一瞬の逡巡が命取りだ。僕の心の乱れを、 彼は死を以って冷厳に断罪する。なんという好敵手か。
言うならばゾーマとは、僕の心の弱い部分を映す鏡なのだ。

そして気付いた。剣神ドラゴンクエストとは、己の心の弱さを己の剣で切り伏せていく、自分との戦いなんだ…!

この域まで達した僕は、自宅で一日一回、右手と左手両方でゾーマを倒すというトレーニングを始めた。
実際に体を動かすこのゲーム、一日練習をサボってしまえば、戦いのカンを取り戻すのに三日はかかる。一日たりとも休むわけにはいかない。
僕は勤勉にゾーマを殺し続けた。

しかし僕に流れる勇者の血が、そんなルーティンワークな毎日を許してくれない。僕の闘争本能は新たな試練を欲していた。

以前にもチラリと書いたが、ゾーマにダメージを与えるためには、ギガデインという呪文を使用する。 タイミングよくギガデインを当てられれば、一気にゾーマの体力の七割を奪い去ることができる。つまり、 ギガデインなら二発でゾーマを倒すことが出来るのだ。もちろん、その二発を当てるのが途方も無く難しいのだが。

僕は、ゾーマに対しての唯一無二の攻撃手段であったギガデインすらも、封印することにした。ギガデインに頼りきっているこの現状、 もしも僕のMPが無いときにゾーマが襲ってきたら、世界を守り抜けないではないか。勇者たるもの、呪文に頼るなんてのは男らしくない。 そもそもこのゲームは剣神という名前だ。僕は剣の攻撃のみでゾーマを昇天させることにした。使う呪文は、回復呪文(ベホイミ)と補助呪文 (スクルト・バイキルト)のみ。

とはいうものの、今までの戦いを顧みるに、これはあまりに無茶な挑戦だ。ゾーマが放つ光弾を弾き返す、ゾーマを剣で攻撃する、 その両方において、いまだかつて無いような凄まじい剣速が求められる。それを得るには、今までの特訓では生温すぎる。どうすればいいのか…。 考え抜いた結果、その結論は…。

 

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僕は右手に2Kgの重りを装着した。
この状態で簡単なステージから攻略していき、剣速のアップを図るのだ。

しかしこれが思った以上にきつい。ステージ1の最初、スライムを数匹倒した時点で、肩が悲鳴を上げ始めた。 剣を振り上げる動作が果てしなく苦しい。重りに振り回されて、剣の抑えが効かない。

僕は歯を食いしばって、冒険を続けた。
そのうちに、コツを掴んできた。

手の力だけで剣を振るから重労働なのだ。ヒザや腰のひねりを活用する、つまり下半身を使って振れば、軽やかに剣を振り回せる。 気がする。邪念を振り払うかのように、僕は剣を振り続けた。

こうして僕は、2Kgの重りをつけた状態ですらギガスラッシュを放てるまでになった。これならもしかして…!

重りをベリベリと外し、投げ捨てる。
ドサッ…。
まるでドラゴンボールの中のワンシーンだ。

そして剣を振ってみる。
ビヒュン、ビヒュン!
風を切る音が今までとは明らかに違う。
軽い。剣が羽毛のように軽く感じられる。羽毛なんて持ったことないが、とにかく軽い。
ドラクエで言うと、 破壊の鉄球をはやぶさの剣に持ち替えたぐらいの軽さだ。いけるぞ…!

僕はゾーマに挑んだ。

ボヒュッ、バヒュッ!フォンッ!ビュンビュン!ズババァッ!ピカーンッ!

「くらえっ!ギガスラッシュ!!」

ズゴゴゴゴゴッ!

「とどめだっ!」

ジャキーン……!ズババババッ!!

………。

……。

…。

 

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数十回に及ぶ敗北の後、僕はついに剣のみで、そして世界樹の葉を使わずに、ゾーマを浄化することに成功した。ついさっきの出来事だ。 本当に嬉しい。
心地よい達成感と、凄まじい肩の痛みに包まれながら、僕は剣神の電源を切った…。

 

しかし、僕の剣神はまだまだ終わらない。
明日からは、左手持ちの剣の攻撃のみで、ゾーマを倒す。
その次には、腕に重りをつけた状態で、ゾーマを倒す。
最終的には、足に重りをつけた状態で、左足に剣をくくりつけ、剣の攻撃のみでゾーマを倒す。

これが僕の今後の目標だ。これからも剣神を通じて、心と体を共に鍛え抜いていこうと思う。
勇者道に王道無し。頑張るぞ。

 

 

 

 

てかホントにキチガイじみてきたわ、俺…。

2006年01月21日

優しすぎる男

春休みになったらやろうと思っていたことがありました。それは家の片付け。
年末はなんだかんだであんまり家にいなかったので、大掃除できなかったんです。
今現在、僕の家が致命的に散らかっている、というわけでもないんですが、最近は探し物が見つからないことが多くて困っています。 探し物はなんですか?見つけにくいものですか?

僕は、家が散らかっているということを理由に際限なくダラけられるタイプの戦士なので、このままでは勉強がはかどらない。
いや、実際は、家の整頓具合なんてものは勉強の効率にはほとんど関係ないのでしょうが、これは僕の中の問題だ。 自分で自分の言い訳を一つ一つ潰していかないと、僕はいつまでたっても引きこもり予備軍のままなんだ。

そういうわけで僕はちょっと遅めの大掃除を始めたわけですが、早速挫折した。僕はモノが捨てられないのだ。

僕のマンションは結構豊富な収納スペースを誇るのですが、そこにはより豊富なガラクタの数々が詰まっていやがるのです。
ぶっ壊れたステレオとか、拾ってきたエアコン、もう手元に無いようなゲームの攻略本、濃硫酸をこぼして穴だらけになってしまった 『GAYBOY(ゲイボーイ)』とプリントされたTシャツ、ベーゴマ、カードダス、ちょっとアダルトな本、などなど。

これらの物ははっきりいって露骨に不必要なんですが、どうも捨てられないんですよね。
断固として処分しようと思い、手にとってみると、このステレオは随分長く使ったなぁ…とか、このTシャツ、狂ったように着てたなぁ… とか考えてしまい、僕はガラクタをそっと元の場所に戻すことになります。まぁステレオとかは愛着があるから捨てられないんですけど、 エアコンは単純に重過ぎて捨てられない。誰か、今度うちに来た際に、エアコンの不法投棄を手伝ってください。礼ははずみますよ。

一番タチが悪いのはやっぱり本の類で、僕は本はすべからく捨てることが出来ません。「この本のせいで家が狭くなっていた、 捨てなかったことを後悔している」よりも、「あぁ、今あの本を読みたいのに、こないだ捨ててしまった、捨ててしまったことを後悔している」 の方が、僕の中では嫌な後悔なのだ。経験則から言うと、捨てた本というのはある日突然やたらと読みたくなってしまい、 それが読めなかったときの落胆たるや、凄まじいものがあります。
だから。わたしは、捨てない。

まぁ僕の母親も、包装紙とか古新聞などをアホみたいに保存し続けているほぞんポケモンなので、 その血が僕にも色濃く受け継がれてしまったのかもしれませんね。こればっかりはしょうがないや。

以前、「モノより思い出」とか言いながらモノを売ろうとするふざけたCMがありましたけど、これはおかしいと思う。 モノと思い出はバラバラに存在しているわけではなく、モノに思い出が詰まってるんですよ。僕には思い出は捨てられません。ということは、 僕の母親は包装紙やらビニール袋の一枚一枚に思い出を持ってるんですかね…?ゴミにも神様が宿る、 日本古来の八百万の神ってやつなんでしょうか?

そんなことは本当にどうでもいいので、誰か僕に、モノを冷酷に捨てるテクニックを教えてください。大掃除をするには優しすぎる男、 それがEBA…。

2006年01月17日

春休み そして新たなる旅立ち

無事テスト週間が終わり、今日から三ヶ月間の春休みに突入です。まだ補講とかがちょろっとありますが、春休みです。 春休みが夏休みより長いなんて、うちの大学は狂ってるんじゃないんでしょうか。

この一週間、テストだテストだ忙しい忙しいとか言いながらも、全く勉強に身が入らなかった僕。 テストに向けてほとんど対策をしなかっただけに、解放感とか達成感とかそういう感覚が全くありません。少し後悔しています。

昨日は一日中、今日提出のレポートを書いていたのですが、これがもうカリスマ的にはかどらない。
『伊藤仁齋について、なんか書け』という自由奔放すぎるお題目のレポートなんですけど、 僕は朝早くに起床してレポート執筆への意気込みを見せたかと思いきや、ダラダラとコタツの中でマンガを読み、 近所の図書館が閉まる時間の直前までリラックマモード。寝癖だらけの頭で慌てて図書館に駆け込み、『伊藤仁齋』 が題名に含まれている本を中身も見ないで手当たり次第に借りてきました。

僕は本を借りてきただけで「今日はよく勉強したなり〜」と満足してしまう子なので、再びコタツにもぐりこんで冬眠。
21時ぐらいになって、こりゃやばいわ、と、ようやくレポート執筆に取り掛かりました。

しかしここからがキツイ。そもそも、自分が興味ないことについてのレポートを書くというのは本当に苦痛な労働だ。 そしてやたらとファジーなお題目も、テーマ設定の難しさに一役かっている。一体、なに書けばいいんだろ? 僕はタバコをプープー吸いながら熟考した。

このレポート、僕にとっては必修科目であるゼミの課題なんですが、今まで二回、レポートを提出してるんです。その題目が、 『伊藤仁齋の思想形成について』『山鹿素行の自伝を読んでの感想文』 だった。

今回のレポートのテーマ設定に困り果てた僕は、結局過去二回のレポートの内容をミックスして、 『伊藤仁齋と山鹿素行の共通性』という一見まともそうな、それでいて人をおちょくってるとしか思えないテーマで、 レポートを書くことにしました。
これなら、過去の自分のレポートをベースに、借りてきた本のそれっぽい部分を混ぜればいいだけなので、脳ミソを使う必要が全くありません。 なんて予定調和的なレポートだろうか。結論が最初にあって、そこからさかのぼって問いを立てていくのだから。

なにはともあれ、あとはワードに打ち込むだけや、と安心してたら、ふと気付くとインターネットしてた。
おっと、まずはレポート終わらせなきゃな、と反省してたら、ふと気づくと剣を握ってる。ゾーマを倒してる。世界に光を取り戻してる。

結局僕は30分レポートを書いたら90分遊ぶという黄金のサイクルを確立し、時間をドブに捨て続けました。
ちなみにここ何日かは、毎日ゾーマを倒しています。我ながら、勇者としての成長ぶりが恐ろしい。ひょっとしたら僕、 研究職よりも勇者の方が向いてるんじゃないだろか。

こうして僕のレポート執筆は丑三つ時にまで及び、ようやく完成いたしました。 ウンコレポートのわりにはやたらと時間かかったのが印象的でした。
あ、あと、完成した直後に誤字脱字をチェックしてたら、いきなりワードが固まって強制終了したからビックリした。 まだ保存してなかったんで焦りましたよ。まぁ自動修復機能が復元してくれたんで、大惨事は免れました。みんな、 自動修復機能はちゃんとオンにしておこう。僕は昔オフにしてて、それはそれはひどい目に遭ったよ。

まぁちょっとグダグダでしたけど、こうして僕は春休みを勝ち取った。
さぁみんな、俺と一緒に遊びまくろうぜ!と言いたいところですけど、一般的な大学はまだ春休みとかじゃないんですよね…。 社会人の方は言わずもがな。
しょうがないので家で剣振ったり、アニメ見たりしようと思います。おそらくこの春休み中に、僕は完全体のオタクに進化してしまうでしょう。 みんな、今まで色々とよくしてくれてありがとう!僕は二次元の世界に旅立ちます!バイバ〜イ(^o^)/^

2006年01月14日

すべてが奇跡!!すべてが事実!!《剣神》が大幸運を呼び寄せる!!

ただいまテスト週間の真っ只中です。もう泣きそう。
冬休みと春休みの間がわずか一週間という狂ったカリキュラムの我が大学では、正月ボケしたまま猛烈なテストラッシュに突入することになり、 正直、体がついていかない。

今日僕は3つのテストをかかえていたんですが、昨日の時点で全く準備をしていなかったんですよ。
後期に入ってからというものの、僕は授業をテキトーに聞き流すようになってしまい、普段からの積み重ねは全く無い。
そう、僕には「1を聞いて10を知った気になる」という致命的な悪癖があり、先生たちのありがたい話も「そんなん知ってるよアホー」 みたいな感じで馬耳東風していたのです。
アホーは僕の方だったと気付いたときには、既に残された時間は多くなかった。テスト週間に入ったら死ぬ気で対策しなきゃいかんざき!

と思ってたらなぜか僕はヒロポンの家にいた。
昨日は夕方から授業だったんですけど、「今からテストあるから電子辞書を貸してくれ」 という理由だけで僕は友人に朝っぱらから大学に呼び出され、夕方の授業まで死ぬほど空き時間があったのです。

ということで僕は昼間っからヒロポン家に入り浸り、 苺ましまろというロリコンアニメを鑑賞しながら水割りをあおり、生ハムを食べていた。 ヒロポンも5限にテストがあるというのに、なんのためらいもなく飲酒。アニメ。ゲーム。 そして剣神ドラゴンクエスト(詳らかには前々回の日記を参照すべし)。
このままテストとか授業なんかサボっちまえよ、という堕天使の声が頭をリフレインしましたが、なんとか二人揃って登校することができました。 たぶん登校中に100回ぐらいダリぃ〜って言ったと思う。

こうしてヒロポンは5限のテスト、僕は5・6限の授業を全うしたわけですが、まだまだこれでは終わらない。
6限を終えた僕は、既に帰宅していたヒロポンに「今から(また)お前んち行くから」 と一方的な電話をし、自転車を走らせてあの魔窟へと舞い戻った。翌日に控えていた中国思想史のテストのために、 彼が作ったまとめメモを写させてもらおうと思ったのです。僕、その授業の内容をほとんど覚えてませんでしたからね。 もはや先輩としてのプライドとかそういうのが、気持ちいいぐらいに無くなってる。

しかし、ちょろっと写してすぐ帰宅するつもりだったのに、気がついたら僕はペンの代わりに剣を握り、 剣神ドラゴンクエストをプレイしていました。

僕もヒロポンも、すでにラストボスである竜王を倒してこのゲームをクリアしているのですが、 実はまだ強大な隠しボスが残っていたのです。
奴の名はゾーマ。言わずと知れたドラクエ3のラストボスです。こいつを倒さなければ、 本当に剣神をクリアしたとは言えない!倒す!超倒す!本当に倒すべきものは実は僕のあまりに弱い意志なんですが、それは後回し。 今はゾーマを倒して世界に平和を取り戻すのが先決だ!
こうして僕らは不用に意気込みながら、ゾーマに挑んだのです。

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しかしゾーマは変態的に強かった。
猛烈なスピード、猛烈な数、そして猛烈な破壊力で繰り出されるゾーマの攻撃。さすがは大魔王と言うべきでしょうか、 僕らはゾーマに指一本触れないまま、何回も何回も惨殺されました。
一応、インターネットを駆使することでゾーマの攻略法は知っていたのですが、実際に剣を振ってプレイするこのゲームでは、 体がついていかないとどうしようもない。

基本的な作戦としては、遠距離からゾーマが放つ光弾を防御したり弾き返したりして凌ぎ、 しびれをきらしたゾーマが近づいてきたところに勇者の最強呪文・ギガデインを叩き込む、という流れ。なんですが、まず第一段階の 「ゾーマの攻撃を凌ぐ」という時点でムリ。

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ゾーマは、イオナズンや、光弾乱射、高速三連光弾で容赦なく僕らを殺し続けた。ちなみにゾーマの一連の攻撃は、 1分30秒ぐらい続きます。その間ずっと、プレイヤーは剣を構えたマヌケな格好をしながら、防御に徹しなければならないのです。

そしてなんとかゾーマの猛攻を耐え切り、「よし、反撃だッ!」とギガデインを発動しても、なぜかこちらが死ぬ。
よっぽどタイミングよくギガデインを打ち込まないと、 ゾーマのベギラゴンかがやく息で即死させられてしまうのです。

おまけに、ギガデインは2発当てないとゾーマを倒せないのですが、残り体力が半分以下になったゾーマはパワーアップして 一層激しい攻撃を仕掛けてくる。はっきり言ってやる気無くなるレベルの弾幕でしたよ、あれは。

それでもしつこく交互にチャレンジを繰り返す僕とヒロポン。
何回、何十回も敗北を重ねるうちに、ゾーマの行動パターンが読めてきました。このゲームは一人用ですけど、 二人でプレイすると一人でやるよりもずっと多くの発見があります。タバコを吸い吸い、焼酎を飲み飲み、剣を振り続ける二人の勇者。
実際に剣を振る方の人はゾーマの攻撃を凌ぐので精一杯なので、休憩している方の人間が様々な状況判断を行ないます。

「おい、ベホイミしろ!」

「次、赤い弾くるよ!!」

「そこでギガデインだっ!!!」

大の大人二人が血眼になって剣を振り、叫ぶ、その様子はまさにキチガイパラダイス。もう恥も外聞もありません。

が、それでも勝てない。気がついたらすでに深夜、日付が変わっていましたが、それでも勝てない。僕は手の甲の筋とか 肩の筋肉とかがありえないぐらい痛くなってましたし、ヒロポンに至ってはすでに心が折れていました。 「もう僕はゾーマ様に服従しますよ」と吐き捨てて、彼はふてくされていた。

しかし僕はあきらめませんでした。徐々にゾーマの攻撃を見切れるようになってきた自分に気付いたから。 実際に体を動かすこのゲームにおいては、自分の成長を感じると本当に嬉しいものです。
最初は全く見えなかったゾーマの高速攻撃も、だんだんと弾き返せるようになってきました。腕は痛いけど、楽しい! 最高に楽しいィィィィィィ!!

と言っても翌日に試験を3つ抱えている身としては、朝まで剣を振りつづけるわけにもいかない。どこかで区切りをつけて、 我が家に帰らなければ。

ちょうどヒロポンが「一時半からアニメを2本連続で見ます」と言ってたので、僕も一時半においとますることにしました。 体力的にももう限界だし、残り30分で、絶対にゾーマを倒してから帰る!

そして運命の時がやってきた。

僕はゾーマを倒しました。

写真の一枚や二枚ぐらい撮っておけば良かったんですけど、その時の僕は興奮と感動と疲労のあまりにそこまで考えが至らなかった。
時計を見ると、まもなく一時半。劇的な幕切れです。
僕はヒロポンと固く手を握り合い、喜びを分かち合いました。彼は「僕は今日、EBAさんに本当の勇者を見ましたよ!」と僕を称えてくれた。
ありがとうヒロポン!お前がいたから俺は何度も立ち上がれたんだ!勇者は最初から勇者なわけじゃない。決してあきらめない、 その心が少年を勇者にするんだ!

4,5時間に渡って剣を振り続け、ゾーマに挑むこと数十回。下手すると百回いってるかもしれない。ようやく世界の平和を取り戻し、 僕は強い達成感に包まれました。
でも、その反面、どこか寂しい気持ちもあった。目標に向かって必死に、何度も何度も努力し、徐々に成長していく…。 それは最高に楽しい時間だった。そしてひさしぶりに味わった感覚だった。
ありがとう、ゾーマ。俺、また明日から頑張れるよ…!

こうして僕が自宅に帰りついたのが、深夜二時半。
明日のテスト、何一つ勉強してないヨ!やばいヨやばいヨ! とか思いながらダラダラとネットサーフィンしてたら、いつのまにか朝七時になってました。人生オワタ\(^o^)/

4時間ほど仮眠をとり、大学へ。
僕も今まで相当堕落した人生を送ってきましたけど、ノー勉強で三つの試験に挑まんとする暴挙は、さすがに今回が初めてです。
単位はほしい!超ほしい!錯乱しながらヒロポンの作ったまとめノートを必死で模写する僕。あぁ、手が痛い!あぁ、あと10分でテスト始まる! ひぃぃぃぃ!
な〜んてことしてたら「こんなに往生際の悪い人は初めて見ましたよ」と彼に言われてしまいました。そう、最後まで勝負を捨てない、 それこそが勇者の勇者たる所以だからね!

まぁなんだかんだで、テストは結構できました。ゾーマとの戦いの後遺症で、字を書くたびに手の甲が痛かったんですけど、 なんとか頑張りましたよ。剣神をプレイすることで、粘り強さや集中力がアップしたおかげとしか思えません。まるで夢のようですが、 これが現実なんですね。剣神は一生手放せません!本当にありがとうございました。(匿名希望 東京都在住 22歳 勇者)

2006年01月10日

出会いこそすべて(by Sir)

僕らは火を焚いていた。
俗に青春と呼ばれる、高二・三、そして一浪の多感な時期、僕らは火を焚いていた。

お茶の水神保町のちょうど中間地点、 コンクリートジャングルの中の小さな公園で、その祭りは行われていた。
なんでこんな反社会的かつ反文明的な祭りが僕らの恒例行事になったのか、今となっては誰にもわからない。わかっているのは、 ただただ楽しかったという事だけである。

当初の焚き火は拙いものだった。ただ暖をとりたいだけだったのかもしれない。 そこらへんに落ちている木切れやらダンボールやらを燃やしていた。
しかし僕らは腐っても人間である。否が応にも、過去を省みてそれを未来に生かしてしまう。
次第に木を組み、カマドを造り、野菜を焼き、網を敷き、肉を焼き、終いには予備校のテキストをも焼いた。
手順の複雑化に伴い、焚き火には共同作業、風物詩、過去の清算・贖罪などの意味が付加されていき、一種の宗教的儀式となっていった。あたかも、 ニンゲンという動物が文化を獲得して人間という社会的存在に変化していくような、そんな進化を見せていたのだ。それとも、 ゾロアスター教の成立過程を、僕らは身をもって再現してしまったのか。

でもたぶん、それはそんなに大それたものなんかではなく、僕らはただ、友人たちとの不確かで儚い絆を、 火を囲むことによって確かめたかっただけなのかもしれない。

そもそも、みんなでメシを食いたいだけならば、文明の象徴であるマクドナルドにでも行って、 58円バーガーを何個も頬張っていればよかったのだ。みんなでコンビニの前に座り込んでカップラーメンをすすってもよい。
それなのに、なにかに取り憑かれたように僕らは定期的に火を焚いた。
豪華絢爛を極めた最盛期の焚火に於いては、なんと一人につき2000円程度のコストを必要とした。今となっては屁みたいな金額だが、 一介の高校生にとっては、2000円は目が飛び出てそのまま戻らなくなるような大金だ。
また、儀式はしばしば深夜にまでおよび、大学受験を控えた僕らにとっては時間的損失も馬鹿にならなかった。深夜に帰宅した僕は、 何回親に閉め出されたかわからない。
お金と時間と体力をふんだんに浪費したあげく、燻製のような匂いを服と体から発しながら、深夜に自分の家をピッキングする羽目に陥る…。 なんというアイロニィだろうか。
しかしこの割に合わなさこそが、プライスレスなのだ。

放課後、公園に到着すると僕らは何班かに分かれ、準備を始める。
公園で木を拾ったりへし折ったり、コンビニからダンボールを取ってきたりする燃料班。
岩波ホールの隣のスーパーまで出向いて食材や道具を購入する買出し班。
水源の近くにカマドを造る設営班。

この設営班がひどかった。
僕らはその防火意識の高さから、公園内の小汚い池にかかる石橋の上にカマドを設営していた。そのためにまず、設営班のエース・ TACKさんが服を脱いでおもむろに池に入り(ご存知の通り彼は裸をこよなく好む)、 その鍛え抜かれた筋肉で池の底板をベリベリと剥がすのだ。底板は正方形の石で出来ており、厚さも手ごろである。橋の上の僕らは、その3, 4枚の底板を組み合わせてカマドを造るというわけだ。

こうして、国民の血税でできた底板でできたカマドが完成すると、火を起こし始める。
僕らは炭とか固形燃料といった小洒落た物は使用しなかった。ダンボールや、折った生木などが主燃料である。当然、 安定した火力を得ることはなかなか出来ない。僕らは膨大な量のダンボールをぶちこみ、刺激的な煙を全身に浴びながら風を送り続ける。 煙よけに競泳用のゴーグルをつけている奴もいた。完全なる不審者である。
また、ダンボールの材質によっては、炎が緑色になったり青色になったりする。「この炎色反応は銅かな、マグネシウムかな…」 などと理系の僕らは議論していた。常に何かを学び取ろうとする姿勢を忘れない…受験生の鑑である。

この段階で、アルミホイルに包んだ芋類やソーセージが火の中に投入される。何回もの失敗から学んだ知恵だ。

ヒマな人たちは、公園でおもむろにサッカーを始める。
この公園には幼稚園が併設されており、僕らはサッカーに熱中するあまりに何回も何回も幼稚園の窓にドライブシュートを叩き込んだ。 ちなみに焚き火に使う火バサミは、この幼稚園の物置から勝手に拝借した、砂場の中の猫のフンを取るための鉄バサミだ。 毎回幼稚園の柵を乗り越えて、取りにいくことになる。

僕はこのヒマな時間に、空腹と好奇心からペットのエサを食べたことがある。空腹状態でスーパーに行くと、ペットフードですら、 とても美味しそうに映るものだ。
僕は猫用の缶詰と犬用の骨を購入し、食べてみた。
猫缶は不味い。味がほとんどしない肉ゼリーのような感じだ。おまけにニャンコの整腸用に砂が入っているのか、噛むたびにジャリジャリする。
犬骨もまた不味い。不味いというか、ただただ硬い。「これが本当の、歯が立たない、だね」などと言いながら、 僕はワンちゃん用の骨をしゃぶっていた。

そうこうしているうちにカマドの火力が安定してきたら、カマドの上に網を敷く。
この網の上で山の幸・海の幸がジュウジュウと焼かれ、鯛や平目の舞踊りとなるわけだ。

僕らは色々なものを焼いた。味つき肉、帆立貝、はまぐり、ほっけ…。
特に貝類は美味しかったと記憶している。貝のフタが開いた瞬間、醤油とバターをたらして貝汁ごといただくのだ。

この頃になると最初に投入したアルミホイルの一群が焼きあがっており、僕らはジャガイモを主食に、肉や魚をほお張る。 ジャガイモにはシンプルに塩を振るもよし、バターをのせるもよし。とにかく旨い。無駄な苦労を重ねた分、旨い。

台湾さんが実家から持ち出してきた高級ワインなどをあおりつつ、宴はたけなわに。 裸族のTACKさんが全裸で池に飛び込み、水浴びを始めたりする。
まるで美の女神のように、浅く汚い池でチャポッ…チャポッ…と水浴びするTACKさん。「EBAちん、背中流してよ」などと彼に言われると、 僕は断り切れなかった。
ある時は、近隣にある明治大学の学生らしき男が、酔っ払っているのかなんなのか分からないが池の中のTACKさんに合流し、 水のかけ合いっこを始めたりした。馴れ馴れしく話しかけてくる明大生もいた。明治大学はアホの巣窟なのだろうか、 と当時の僕は冷笑していたものだ。

しかし、楽しい時間は必ず終わる。
焚き火の終わりを告げるけたたましいサイレンと、真っ赤な光。
そう、パトカーだ。

警官がこちらに向かって走ってくる。当然だ。公園からもうもうと煙が上がり、バカ笑いが聞こえてくるのだから。 近隣住民が通報しないほうがおかしい。目と鼻の先の、本の街・神保町にまで延焼したら大惨事である。

こら!お前ら、なにやってんだ!

焚き火です。

警官への対応も落ち着いたものだ。
こういう場合は、二人一組で行動する警官のうち、年配の警官に狙いを絞るのがセオリーだ。若い血気盛んな警官は大抵バーサク状態になっており、 話し合いの余地が無い。それに対して、年配の警官は、対応さえ誤らなければ平和的な解決が可能だ。しかし当然、 酒の類だけは隠さなければならない。

僕らは年配の警官に向かって、真摯に状況を説明し、心から反省したかのように謝罪し、 綺麗に片付けて安全を確かめてから速やかに撤収する旨を伝える。
もちろん、随所で子供らしいやんちゃっぽさをアピールすることも忘れない。若さゆえの有り余る行動力、といったものに年配の警官は甘いのだ。

こういった懐柔を行なうことで、警官たちは満足し、「もうこんなことやるんじゃないぞ、ハハハ」などと笑いながら去っていく。 警官撃退イベントはすでにこのようにマニュアル化されていた。

不思議と、パトカーが来るのは帰るのにちょうど良い時間帯だった。僕らが焚き火を堪能しきったころに、彼らは来てくれる。

僕らはノソノソと片づけを始める。
片付けといっても、ゴミを公園のゴミ箱に捨てるぐらいだ。
唯一愉快なのが、カマドに使った池の底板を再び池に還すとき。数時間に及ぶ焚き火で熱されきった石板を、軍手をして、 橋の上から池に放り込む。
ドッボォーン!ジュワァァ!
水柱と水蒸気がたち、底板は在るべき場所へと還る。これで焚き火はおしまいだ。心地よい疲れと、服に染み付いた煙の臭いに包まれながら、 僕らは家路に着く。バイバイ、また明日…

 

僕のかけがえの無い思い出のひとつだ。
でも、もう、僕には、こんなこと、できないんじゃないか?最近そのような考えが頭を巡って離れない。

年末年始に当時の仲間で集まると、必ず、焚き火の話になった。みんな、焚き火をやりたがってはいる。僕も焚き火をやりたい。 でもどうしてもできないのだ。なんだかんだで、実行に移せないのだ。
これが大人になったってことなのか?昔みたいに楽しいことが、肉体的・精神的に実行不可能になるってことが、大人になるってことなのか? 僕は弱冠22才にして、老いることへの恐怖を感じてしまった。これから生きていく限りずっと、 この恐怖はどんどん大きくなっていくのだろうか。だとしたら、これからの人生はとても辛いものとなるに違いない。

でも当然、昔は出来なかったけど今はできる、って事も多いのだ。
高校とは毛色の違う友達だってできたし、楽しい遊びも色々知った。高校生の時とは、使えるお金だって桁違いだ。
そもそも、今も昔も、僕は楽しい毎日を送っている。なにも不満なところは無い…はずなのに、 なぜか僕は昔のことを思い出すと寂しい気持ちになってしまう。

というような話を、一昨日の夜、としていた。一昨日は先生の家で勉強会&新年会をしたのだが、 電車が無くなってしまったKは僕の家に転がり込んできたのだ。

K(27歳・男性)は言った、「今のオレならその寂しさは共感できるけど、オレが22とかのときはそんなこと考えてなかったぞ、 毎日何も考えずに飲みまくってたぞ」。
どうやら僕は年齢のわりに、落ち着いているらしい。そう聞いて、嬉しさよりも寂しさが先にくるという寂しさ。

しかし、話しているうちに、そんなことがどうでもよくなるような事実が発覚した。

「そういえばオレも当時はしょっちゅう明治大学に行って酒のんでたんだけど、公園で火焚いてるバカがいたよ」

EBA「どこの公園?何年ぐらい前?」


(会話中)



EBA「それって俺じゃん」

当時、明治大学の学生でもないのに明治大学のサークル棟で頻繁に酒を呑んでいたKは、酒を買出しに行く際、 必ず件の公園を通っていたらしい。というか、その公園は、明治のサークル棟とは道を挟んで隣なのだ。そして公園には、 楽しそうに火を焚く一団が。
自身も酔っ払っていたKは、その一団に馴れ馴れしく話しかけ、持っていた酒を気前よく振舞ったという。

また、当時彼が一緒に呑んでた先輩が、買出しに行く、と言ってサークル棟を出て、なぜか水浸しになって帰ってきたらしい。

どうやらその先輩とは、全裸のTACKさんと水浴びをした、あの名も知らぬ男のようなのだ。
そして、Kが公園で酒を振舞ったのは、他でもない、この僕だったのだ。
時期的、場所的に完璧に符合するし、なにより、あの公園で焚き火をするキチガイは僕らしかいなかった。 僕はその公園にはほとんど毎日通っていたので、間違いない。
そして、警官や酔っ払いといった外敵への対応は、僕がほとんど一手に引き受けていたのだ。

つまり、5年前、馴れ馴れしいアホ明大生が来やがった、と僕が思った相手がKであり、 公園で火を焚いてるアホがいやがる、とKが思った相手が僕だった。
さらに言えば、僕が大学で知り合った友人であるKの、元カノの先輩が、僕が高校で知り合った友人であるTACKさんと一緒に、 池で水浴びをしたのだ。

なんという恐ろしい偶然だろう。やはり火には特別な力があるのだろうか。僕らが焚いていたあの火は、 御茶ノ水中のバカを呼び集める狼煙だったのかもしれない。

それにしても、人と人との縁はわからないものだ。こんな奇妙な縁がこれからも色々な人と紡がれるというなら、 年をとるのも悪くないと思えた。

2006年01月06日

甦りし伝説の剣

剣神ドラゴンクエストというゲームがある。

ドラゴンクエストTの世界を旅する体感ゲームだ。プレイヤーは付属の『ロトの剣(つるぎ)』 をテレビの画面の前で実際に振り、画面内の敵を倒しながら旅を進めていく。

V6010835
ロトの剣

http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20030704/dq.htmを見れば、少しこのゲームの雰囲気がつかめるかもしれません。)

このゲームと僕の出会いは一ヶ月ぐらい前。僕は徹夜明けに、 ヒロポンの家でPeerCastを観ていた。

PeerCastとは、簡単に言うとネットラジオみたいなものである。ネットラジオとの違いは、動画も流せるところ。 たいした設備も必要なく個人が色々な音楽や動画を配信できる、暇つぶしには最適な遊び、それがPeerCastなのだ。

僕らはゲームプレイの実況中継を特に好んで観ていた。要するに、 アカの他人が独り言を言いながらゲームしているのを眺めてるのと同じだ。
配信者にもピンからキリまでいて、ゲームは下手で実況も面白くないような奴もいれば、最高に愉快な配信をしてくれる神もいる。

神を求めて色々なチャンネルをザッピングしてたら、魅力的なチャンネルを見つけた。 かずまさという男が配信する、剣神ドラゴンクエストのプレイ実況だ。
彼はゲームの映像とゲームをプレイしている自分の映像の二つを同時に流していた。

かずまさはいきなりトランクス一丁に紙袋の覆面姿で登場した。手には剣とボロっちい盾を握っている。後々気付いたのだが、 その盾は自作の盾だった。ドラクエをやったことがある人は、 カンダタとかエリミネーターを思い出してみてほしい。 かずまさはリアルであんな感じの風貌だ。
そして覆面で顔は見えないが、彼は明らかにいい年した大人だ。この時点ですでに笑いが止まらない。
実際にゲームが始まると、かずまさはもっと僕らを笑かしてくれた。

剣を振り疲れてゼェゼェと肩で息するかずまさ。
覆面の上から汗をぬぐうかずまさ。
いきなり部屋を飛び出したかと思うと、ブラジャーを装備して戻ってきたかずまさ。
ボスに辛くも勝利したあと、「勝因はおかんのブラですね」と誇らしげに語るかずまさ。
ダンジョンで道に迷って怒り狂い、剣を床に叩きつけるかずまさ。
苦労してたどり着いたボスに負けてしまい、呆然と立ち尽くすかずまさ…。

笑い死にするかと思いました。

僕とヒロポンは、このゲームを購入することを誓った…。んですけど、それからが大変だった。
剣神はすでに製造中止になってるらしく、中古を探さなきゃいけない。で、わざわざアキバまで中古を探しに行ったのに見つからない。

結局ヒロポンはネット通販で購入しました。僕はというと、 ドンキで偶然剣神を見つけた台湾さんが、2000円で買ってきてくれた。1月2日のことです。

僕は早速、狂ったように剣神をやりはじめた。
思っていた通り、このゲーム、最高に面白い。僕は時を忘れて、徹夜で5時間以上ロトの剣を振り続けました。 いい加減腕が上がらなくなってきたところで、その日のプレイは終了。
このゲーム、剣を振るアクションだけではなく、防御のためのフットワークや、必殺技発動のための屈伸運動なども重要なので、 全身が満遍なく筋肉痛になりました。腕が痛くて、重い鍋とか持てなかった。

翌日夜。
コンコンさんと酒を呑んだ後、僕は自宅でひとりくつろいでいた。

深夜1時、突然チャイムが鳴る。
ドアを開けると、TACKさんとマイクルさんが。

「今から遊ぼうぜ」

あ、あれ…?夕方に君たちから電話かかってきたとき、僕「今夜はコンコンさんと酒呑むから遊べないよ」 って言ったよね…?

本当に驚きましたが、わざわざ車で我が家まで誘いに来た彼らに敬意を表し、僕は快く車に乗り込んだ。
で、こうなったらみんな道連れや、とあきさんを呼び出してみると、深夜2時なのに二つ返事でオーケー。 「今ちょうど外出たかったとこなんだよね〜」じゃないよ。驚かそうと思ったこっちが驚いたわ!

さらに僕らは幻の五浪ポケモン・まーくんを拉致し、一路マイクル家へ。ちなみに、 まーくんは2週間後に6度目のセンター試験を控えている。

マイクル家に到着すると、早速僕らは剣神を始めた。マイクル家は僕の家に比べて相当広いので、思う存分に剣を振り回せる。僕の家だと、 思いっきり剣を振ったら天井やら壁やらにガシガシ当たるからね。筋肉痛が抜けない僕は、プレイはせずに皆へのアドバイスに徹することにした。

本当に楽しそうに剣神をプレイするみんな。中でもTACKさんは凄かった。

V6010834 

これが剣神における基本姿勢だ!野球のショートに通じる、臨機応変な動きができる姿勢なのだ。 まぁTACKさんはちょっと行き過ぎてるかな…。


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すごい速さ・すごい顔で剣を振るTACKさん。僕のカメラでは彼の残像しか捉えられなかった。


V6010833

高難度の必殺技『ギガスラッシュ』を放った直後のTACKさん。正直、こんなポーズをする必要は全くありません。

どうですか?このゲーム、楽しそうでしょう?プレイしてる現場を親とかに見られたら最高に恥ずかしいけどね。下手すると、 Hなゲームよりも恥ずかしいよ。

こうして僕を除く僕らは、夜を徹して剣を振り続けた。
ラストボスである竜王とTACKさんの戦いは凄かったですよ。
屈強なことで有名なTACKさんもすでに疲労の限界にきており、握力がほとんど無くなっていました。彼は僕に腕をマッサージさせてまで、 何度も何度も竜王に挑み、やっと世界の平和を取り戻したのです!勇者TACKよ、おめでとう!

そして衝撃の事実が発覚。なんか知らないうちに、僕のロトの剣が割れてた。「必殺技のかっこいい放ち方を考案しようぜ」などと言って、 剣を投げたり落としたりしてたからに違いない。買って二日で剣が壊れちゃったなり♪

まぁ幸いプレイにはあんまり支障は無いようなのでよかった。とにかくこのゲーム、本当に面白いので、ぜひウチにやりに来て下さい。 僕と一緒に世界を救おう!

2006年01月05日

あけよろ ことおめ

明けましておめでとうございます。
年末年始における連日の宴会のせいか、年明け早々体中がだるいわ財政破綻するわで今年も最高の年になりそうです。

なんかすでにタイムリー感はゼロなんですけど、一応、2005年の総括と2006年の抱負を述べようと思う。くそー、 大晦日にコミケのことなんて書いてないで、これ書けばよかった!

さて、僕の2005年。一言で言うと、よく勉強したなぁという年だった。おそらく僕の人生史上、最高の勉強具合だったのではないか。

とは言っても、僕が自らすすんで机に向かえるようになったわけではなく、「いい加減これやらなきゃヤバいなりよ〜(;_;)」 みたいな状況が結果として僕にまぁまぁたくさんの勉強をさせた、という感じです。相変わらず僕は机に向かうのが大嫌い。 パソコンデスクに向かうのは大好きなんですけどね。

そんな僕にとっては、やっぱり勉強会に参加したのが今年一番のファインプレーだった。 予習していかないとわざわざ時間を割いて指導してくれる先生に申し訳ない、というある程度の強制力がありますからね。 予習をすることでなんとか最低限の勉強量は確保できている、って感じです。

考えてみると、今の僕は勉強するには最適な環境にいるんです。
親身に指導してくれる先生。いろんなアドバイスをくれる先輩。 いいかげん真面目にやらなきゃアカン、と僕を焦らせてくれる同級生。僕のパシリである後輩。
こんなに恵まれた環境にいるのに勉強しないなんてもったいない。今年はもうちょっと机に向かう努力をしようと思います。 少なくとも読書会に参加するときには、ちゃんと課題図書を読んでおくことにしよう。

あと、2005年は僕の中の色々な常識が揺らいだ年だった気がする。それまでの僕の常識では理解できないような人間とか出来事に、 数多く出会いました。
僕にとっての未知なる物に、いちいち興奮したりムカついたりと忙しかったけど、世の中にはまだまだ僕の知らないことがたくさんあるという、 至極当たり前なことに何回も気付いた一年だった。そういう意味で意義深い一年だったと言えよう。

で、来年の抱負は、健康な心身。
月並みな目標ですが、ホント、なにかあってからじゃ遅いですよ。こないだ身近な友人がいきなり入院したとき、僕はそう思った。 入院する羽目になって注射とか点滴とか手術とかされるなんて、絶対に嫌だ。

なんか僕、最近、自分の衰えを切々と感じるんですよ。
妙に睡眠時間が増えたし、徹夜で遊び続けたりとかできなくなってきたし、酒にも弱くなってきた気がする。 年末の二日酔いラッシュは本当にひどかった。

そして衰えの自覚は、精神面についても言える。
以前ならなにも考えないでノータイムで出来たようなやんちゃが、最近は気軽にできなくなってしまった。
そこら辺で焚き火するとか、焼肉食い放題にいくとか、15kmぐらいの道のりを延々と歩いて帰ってみるとか、 そういう遊びが億劫になってきちゃったんですよ。遊びに対してリスクとかリターンとかフォローをついつい考えてしまう自分が、本当に嫌だ。 けど、社会的動物として生きていく以上、これはどうしようもないのかな…なんか寂しいですね。

とりあえず今年は野菜を食おうと思います。でも酒とタバコは減らさない方向で。みなさん、今年もよろしく。

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