2006年09月07日

こういうことだったのか

一人暮しの最大の欠点、それは食生活の単調化と貧困化。
栄養のバランスが取れた一人分の食事を継続的に作るというのは意外に難しいものです。

同じ食材を買う量が多ければ多いほど一人分の材料費も安く済むわけですが、たくさん買ってきてしまうとすぐに飽きがきますし、 なによりこの季節、速攻で食材は腐っていく。
かといって、一人分の材料をちょこちょこと何種類も買うとお金がかかる。

しょうがないので妥協に妥協を重ね、当然この僕もご多分に洩れず、狂った食生活を送っているわけです。

例えばちょっと前の主食は、さきいか。
さきいかはすごいよ。片手でつまめるし、手も汚れないから、ゲームしながら食べるのに最適。安いし腹持ちも良いしね。やたら喉渇くけど。

そんな貧相な食事の反動か、数日前、僕は発作的に料理を作ってしまいました。それはカレー。みんなが大好きなカレーです。 カレーライスってなんかワクワクしますよね。
このカレー、肉は冷凍してあった牛スジ肉を使用。何回も入念に煮込んで油と臭みを取り除いたので、肉の下ごしらえだけで半日かかりました。 カレーも冷蔵庫で寝かせたので、完成までに24時間以上を擁した苦心作です。

で、食べてみると、まぁ普通にうまいんですよ。
深みのある味に、ほろほろと口の中でほどける柔らかいスジ肉。やっぱ自分の手料理はうめぇ。

…のに、僕は心からカレーを楽しめなかった。だってそのカレー、10人分もあったんだもの…。

そもそもね、カレールーがいけないんだよ。1箱で10人分なのに、ルーは8個にしか割れないんだぜ?
1人分作りたいときは、ルーは0.8個。2人分なら、ルーは1.6個。3人分だったら2.4個。
そんな細かく割れるか!と癇癪を起こした僕は、一気に10人分のカレーを作り始めたのでした。
あとカレーって油まみれの料理だから鍋洗うのとかめんどくさい、という横着も、僕の暴挙を積極的に後押ししました。

こうして出来た、鍋から溢れんばかりのカレー海。見た瞬間に、あ、やっちゃったなコレ、と感じざるをえない。

これが古きよき時代の日本ならば、お隣さんにおすそ分け、ということになるのですが、生憎ここは東京砂漠。
お隣さんとは全くの没交渉ですし、そもそも僕のお隣さんとやらは、清原と中村ノリを足して2乗したような怖いお兄さんと、その情婦(たぶん) 。鍋持ってったら頭からカレーひっかけられかねません。

そして僕の一人ぼっちの七日間戦争が始まったわけですが、もうホントに嫌になってくるのです。
カレーライス、カレーうどん、カレーナン、カレー焼きそば、カレーラーメンと、毎食カレー祭りしてんのに、 なんかの昔話みたいに鍋からはいっこうにカレーが減りません。家中がカレーくさくなったうえに、 自分からも絶え間無くカレーの臭いがするような気がしてきたし。インド人だってこんなにカレー食わねぇよ。

あぁ、もうカレー食いたくないなぁ…。僕は心底ユウウツだった。
カレーが嫌で嫌でしょうがない。だんだん食べ物に見えなくなってくる。

そして僕は、生まれて初めて本気で思った。

カレーってウンコにそっくりだな、って…。おわり

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