2005年12月01日

大後悔時代

今日は朝っぱらから一人ジンギスカン(野菜抜き)しました。

まさに僕がジンギスカンせんとしていた時、あれは朝九時ぐらいでしたかね、 僕は台所中をひっくり返してラム肉にからめるタレを探してたんですよ。どっかに焼肉のタレみたいのがあったはず…。

焼肉のタレは流し台の下の棚から発掘されました。

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EBAラ焼肉のタレじゃん!僕と相性ピッタリ!未開封の状態だったので 、僕は意気揚々とビンを開封し、 タレをドポドポと肉にからめます。さぁ、あとはしばらく漬け込んでから焼くだけだな…。

ニヤニヤしながらご飯の炊き上がりなどをチェックする僕。同時にタレを棚にしまおうと思い、ふとビンの裏を見ました。

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ワァオ!10年ものじゃん!てか、前世紀の遺物じゃん!僕は心底驚いた。

そして、おそるおそるタレを舐めてみました。すでにとっておきのラム肉にこのビンテージなタレをからめてしまった以上、 僕は逃げることはできない。タレを肉ごと捨てる、という選択肢はもちろん無い。

ぺロリ。

案外普通の味でした。ちょっと味が薄くなってるかなぁ…ってぐらい。10年熟成されて凄まじく美味しいタレになってるかも、 という都合のいい期待をしてたんですが、現実はそこまでお人好しではありませんね。

というか、10年とかまだまだヒヨッコです。僕は数年前、冷凍庫の中で15年間封印されてたワンタンを食べたことがあります。
まだ僕が一人暮らししてなかった頃なんですが、母親が夕食にワンタンスープを出してきたんですよ。一口食べて、すぐに異常な味に気付いた。 冷凍庫の味がするんですよ。軽く意味わかんないし、僕は冷凍庫なんて食べたこと無いんですが、これ以外にあの味は形容しようが無い。

僕はすぐさま燃えないゴミを漁り始めました。そしたらやはりあった。証拠品が。僕が探し出したワンタンの包装パッケージには、 ありえない日付が刻印されていました。詳しくは覚えてないんですが、賞味期限から15年たっていたことだけは、鮮明に覚えています。

誤解しないでほしいんですけど、別に僕の母親も、林真須美ばりに僕を毒殺しようとか思ってたわけじゃないんですよ。多分ね。
彼女には賞味期限とかそういう概念が全く無いんです。僕も賞味期限についてはかなりアバウトですが、奴はその比じゃない。

スーパーに行くと、賞味期限が迫っているので半額で叩き売り、みたいな商品がありますよね。 彼女はそれを専門に購入するハンターなんです。さらに悪いことには、半額のものは全て即買いだと思い込んでいる。

その結果どうなるかというと、あと数時間で賞味期限が切れるような食べ物が、冷蔵庫に所狭しと山積みされることになるのです。 バナナを40本とか買ってきたときは仰天しました。4人家族なのに、 どうやったら新鮮なうちに40本ものバナナを食べることができるんでしょう?いや、できない。

『安いから』という理由で不必要なものを買うってのは最高に無駄だよ、よく考えてみて、お母さん、 と僕は常に諭していたのですが、彼女は聞く耳ナッシング。
なので、僕は絶えず食卓に気を配っていました。ちょっと気を抜くと、化石とか、変色した肉とか、 常温に放置した故に酸っぱくなってしまったスープとかを飲まされますからね。おふくろの味ってのはこんなに酸っぱいもんなんですか? それともこれは、忍者かなんかの訓練なんですか?

僕は母親の料理から逃げるためだけに、料理をするようになった。中学のとき、僕は毎朝毎朝一人で早起きをして、 朝食やら弁当やらを作っていた。もちろん自分の分だけだ。今考えると、貴重な経験です。

ただ不思議なのは、僕の父も妹も、母特製の腐敗料理が出てきても普通に食べていた、ってこと。文句ひとつ言わない。 明らかにおかしい味なのに、彼らは黙々と出てきたものを食べるのです。味覚障害なのか、心が異常に広いのか。いまだに分かりません。
彼らは今でも酸っぱいスープやごはんを食べさせられてるのでしょうか…。アーメン。

こうして僕は一人ぼっちの朝ジンギスカンをしながら、家族と共有した時間を思い出してしんみりとしていた。母のスリリングな料理も、 久しく食べていないなぁ…。たまには実家に夕飯食いに行こうかな…。

な〜んて、たそがれてる自分にちょっぴり酔ってたら、すごい胃もたれで我にかえりました。 起きるなりあんなに肉食ったんだから当然です。

結局、僕は胃がムカムカする一日を過ごすこととなりました。くそ。朝しゃぶしゃぶに続き、朝ジンギスカンでも大失敗。肉はダメだ、肉は。

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