2005年12月14日

大熊猫に学ぶ

すでに恒例になってしまった感もありますが、昨日もNHK・ 地球ふしぎ大自然ですごいものを見てしまいました。

今回の動物はパンダ。レッサーではなく、ジャイアントな方です。
パンダというと、のんびりしててカワイ〜(ハート)なんて思ってるお気楽さんもいるかもしれませんが、僕はそうは思いません。
パンダコアラアイアイの3匹は、カワイコちゃんぶってるけど本当に怖いと思う。この3匹、 遠目に見ると確かに可愛げなのですが、近くで見ると、本当に狡猾そうな目をしてたり、凶悪な牙を持っていたり、 邪悪な爪を装備してたりするから注意だ。
事実、アイアイは地元マダガスカルでは「悪魔」と呼ばれて迫害されてるらしいですからね。 おさ〜るさ〜んだよ〜、なんていうのどかな雰囲気はゼロ。

さて、パンダたちは現在、中国の西部の密林で細々と暮らしています。なんと、近代になって西欧からの密猟者が来るまでは、 パンダは中国全域に生息していたらしい。ということは、パンダのことを書いた中国の古代文献って存在するのだろうか? 今度先生に聞いてみよっと。

しかし、パンダたち、密林で暮らすゆえになかなか異性のパンダとは出会えないんですね。このままじゃ生殖活動ができない! メイクラブしたい!
ということで、メスパンダは「ワタクシはここを通りましたわよ!」という、オスに向けてのサインをそこいらの木に残すのです。 木に尻を向けて、変な液をこすりつけることで。

尻を振りながら木の幹にオスをひき付けるニオイを塗りたくるメスパンダ。このニオイは風にのって5km先までも届くらしいです。 しかもこのニオイ、自らの健康状態をもオスに伝達できるというスグレモノ。一体どんなニオイなんでしょう。麝香みたいなニオイかな? 是非嗅いでみたい。

この光景をちょっと擬人化してみたらすごく変態チックなので、僕はいささか赤面してしまったのですが、メスパンダの狙い通り、 オスパンダがニオイに釣られてノコノコと集まってきました。しかも二匹。
恋敵同士がご対面です。ひ、ひょっとしたら3P?という僕の馬鹿な想像を裏切り、二匹のオスパンダは凄まじい声で吠え出し、 お互いを威嚇し始めました!

グルゥーー…。ファボァァーーーッ!

うまく文字化できないのが残念ですが、パンダのイメージを一変させてしまう恐ろしい唸り声です。パンダはネコの仲間ですけど、 むしろ熊っぽかったぞ。

しかし、どっちも退く気配はない。このメスは渡さない!俺のメスだ!という強い覚悟が伝わってきます。僕も見習わなきゃ!男同士、 ここまできたらもう解決方法は一つしかありません。

激烈なストリートファイトが始まります。
一方、このケンカの原因である当のメスパンダは、なんと木によじ登り、 まさに戦わんとする下のオスパンダたちを悠然と見下ろしていやがります。これこそ真の高見の見物。女ってしたたかだ。

さぁ、パンダはどんな戦いを見せてくれるのか。本当に『鉄拳』のパンダみたいな動きで闘うのか?僕のボルテージはMAXへ!

しかし何故かNHK、このケンカシーンはカットして見せてくれないのです。いきなり15分後に時間がとび、 敗れたオスパンダが這々の体(ほうほうのてい)で逃げ出す場面に切り替わりました。そんなにバイオレンスな格闘シーンだったのでしょうか。

実際、彼らが戦っていた跡地を見ると、木々がなぎ倒され、そこら中に血が飛び散っていました。逃げていくパンダの体はいたるところが朱に染まっており、激しいバトルだったことを物語っています。ひょっとしたらメスパンダの高見の見物は、 巻き添えを食らわないための避難だったのかもしれません。
というか、負けパンダが逃げていくスピードが尋常じゃなかった。パンダなのに脱兎のごとく逃げていきやがった。恥も外聞も無い、 「逃げるんだよォォォォ」という感じの逃げ方だった。

一方、傷だらけになって勝利を掴んだ勝ちパンダ。いよいよ念願の脱・童貞です!今まで長かった!あとはメスパンダを説得するだけ!

しかしこの説得工作が思いのほか難航します。なぜかオスパンダとメスパンダは一本の木を挟んで吠えあうんです。 これがパンダ界におけるロマンチックなプロポーズの仕方なのでしょうか?
グァァ、グォ〜などと、二匹は何かを話しているようです。たぶん「もう終電も無いし、そこの洞窟で休んでかない?」「え〜、 歩いて帰るからいい」「変なことなんか絶対しないからさ!休んでこうよ!この通り!」みたいな会話に違いない。

だんだん会話にも不穏な雰囲気が流れてきました。声が怖くなってきたので僕にもなんとなく分かります。たぶん 「アンタちょっとしつこいんじゃないの!?ヤダっつってんでしょ!」「うっさい!変な棒出し入れさせろ!」みたいな会話に違いない。

突然。メスパンダがオスパンダに襲い掛かった。注意して下さい、メスがオスに襲い掛かったんですよ? いきなりオスパンダの耳に噛み付くメスパンダ。じゃれて甘噛みしたとか、ペッティングしたとかじゃなくて、噛みちぎろうとしてんの。 オスパンダは本気で悲鳴を上げています。耳のあたりは血まみれ。強引なアプローチの代償は大きかった。

そして、まるでさっきのシーンのリプレイのように脱兎のごとく逃げていくオスパンダ。同じオスとして本当に同情します。 なんのために痛い思いして他のオスとケンカしたんでしょうか。報われなさすぎる。
今頃、戦った二匹のオスパンダも、笹をツマミに酒を呑みながら「あの女マジありえねぇよ!」「ですよね〜!自分も許せないッス」 とか愚痴を言い合ってることでしょう。パンダ界は徹底的に女性上位な社会なのです。


数日後、またもや同じメスパンダを巡って、新たなオスたちの戦いが勃発しました。まるで理系大学における女子学生みたいだ!
今回彼氏に立候補したオスはなんと五匹。やはり当然のように五匹のバトルロイヤルのシーンはカットされ、勝者のオスはメスに求愛を始めます。

どうやら今回のオスパンダは、この高慢ちきなメスパンダも満足のナイスガイだったようです。やっぱり男はケンカの強さだよな! 寄り添いながら密林に消えていくパンダカップル。やる事は一つに決まってる。

続くパンダの交尾シーンを楽しみにしていた僕ですが、もちろん天下のNHK様はそんなシーンを放映しません。 たかだが動物の交尾なのに、放映しないほうが逆にいやらしいよね。
Shit!!僕は吐き捨て、テレビを消した。そして強いオスになろうと思った。

この記事へのコメント
か、感動してしまった…
Posted by コンコン at 2005年12月14日 23:35
>>コンコン
だろ?
僕たち人間も、野生の生物から学ぶべきことはたくさんあると思ったよ…

あ、君は既にリアルタイムで野生生物から学んでるかwwwうはwwwおk
Posted by EBA at 2005年12月15日 11:43
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