2006年02月14日

ネバー・ギブアップしません

先日、我が家で、大学の友人たちを招いての鍋祭りが行なわれました。

前回の日記でも述べた通り、来客を迎えるにあたり僕は必死こいて家を片付けていた。 なんせ五人ものお客様が来るということでしたからね。ひさしぶりに大掃除をする良いチャンスだと考えようじゃないか。

不要なモノたちを分け隔てなくゴミ袋にぶち込みまくる。ゴミの分別?なにそれ?燃えないゴミだってな、本気で燃やせば燃えるんだよ。 なぜベストを尽くさないのか!
読み散らかしてあったマンガや小説を本棚に入れなおす。あれ?探してたこの巻、こんなところに埋もれてたのか!
畳が擦り切れてカスを撒き散らしていたので、急いでカーペットを買ってきて敷いてみる。カーペットって案外安いんだなぁ。 二畳の大きさで2300円だった。
ついでにクイックルワイパーってのも買って来た。これすごい便利じゃん。 掃除機かけるよりZENZEN楽だ!
さらに100円ショップで鍋用の取り皿を5つ買って来た。紙皿でもいいけど、なんか味気ないじゃありませんか。

こうして僕は精力的に準備を進め、マイホームを来客用シフトにチェンジした。もともと、 人をもてなすという行為が僕はけっこう好きなのだ。
そして家を見回して驚いた。

うちってこんなに広かったんだ…。
今まで布団を敷くスペースも無くて、壊れたソファベッドで腰を痛くしながら寝てたのはなんだったんだろ。今なら布団三組は敷けるぞ。
すっきりとした家を実現した僕はご満悦だったが、逆にどこか落ち着かない自分に気付きました。
これ、誰のおうち?知らない人の家にお呼ばれしたみたいだ。慣れ親しんだ我が家が、よそよそしい雰囲気に満ちている。
もう一回散らかしなおそうかな…なんて考えてたら、もう集合時間の10分前になってた。

その日の僕は前日の深夜から起きて動き続けていたので、正直眠くてしょうがなかった。
これだけ頑張って家の掃除をしといてなんなんですが、もう鍋とかそういうの全部を中止にして、今すぐぐっすりと寝たかった。

さすがにそんなわけにもいかないので、僕は山田かつてないローテンションで集合場所へと向かいました。
いざ集まってみると、僕のほかにもやる気無さそうな顔してる人がチラホラ。

そう、翌日にはユリアン教授が主催する読書会が控えており、 それに参加する予定の人たちは皆一様に、気が重かったのです。

うーん、こんな調子で楽しく鍋できるのだろうか?と、眠気と翌日への不安で人一倍ダルそうにしていた僕は思った。

結局、僕の心配は杞憂に終わった。
アルコールという名のドラッグを服用したら、すぐに全てがどうでもよくなりました。

気付いたら、いきなり卒業アルバムを先輩に見られててびっくり。
クラスメイトたちが余白に寄せ書きをしてくれたページがあったのですが、そこには僕のキチガイ友人が描いた、 男性器を擬人化した卑猥なキャラクターが。
しかもご丁寧にそのチンコ男、ってかチンコそのものは二段階に変身しており、変身後はなんか逞しくなって頭から変な汁を飛ばしてるんですよ。
でも「結構うまい」となぜか好評だった。良かったな、マリオ。

あと、アルバムの中の快活そうな昔の僕を見て、は「お前モテただろ」などと言ってましたけど、 本当に彼は人を見る目が無い。
僕は高校時代、ジャンクフードとプラモデルとダンボール、そしてビックリマンチョコをこよなく愛するルンペン学生だったのです。 モテてたまるか。
こんな悲しい誤解をこれ以上生まないためにも、卒業アルバムには僕がダンボールに包まりながら教室の床で寝ている写真をのっけてほしかった。

こうして、結構な勢いでアルコールが消費されていった。僕はというと、睡眠不足&すきっ腹にいきなりビールという悪条件のために、 かなり酔っ払った。
またお酒がこれでもかってぐらいに大量にあるんですよ。日本酒を差し入れてくれた先輩もいたし、家には焼酎・ウイスキー・ワイン・ ブランデーとありとあらゆるお酒が備蓄されてたからね。
よく覚えていませんけど楽しい話は尽きることなく続き、僕は途中からは機械的にグラスを傾け続ける自動人形と化していた。 その時飲んでいるものがなんなのか、よくわかんなかった。

僕がはっきり覚えているのは、まず、ヒロポンとコンビニに行ったこと。
彼は僕の家にあった中国のキョンシー帽みたいのを被って出陣。「その帽子すっごく似合うよ、中国の下級役人みたい!」 などと皆に褒め殺されて、自分でもその気になってしまったのでしょう。
僕はというと、『アキバ系』と書かれた例のジャージを着用。しかも何を血迷ったのかロトのつるぎを持って買い物してた。「あ、 支払いはSuicaでお願いします」とか言ってね。コンビニ強盗と間違えられなくてよかった。もうあのコンビニ行けない。

あとは、剣神をやったこと。
トイレで用を足してたら、酔っ払ってたせいか自分のションベンの軌跡が二本に見えるんですよ。「ダブル・スネーク(双頭の蛇)!!」 とか言って僕は喜んでいたのですが、この状態で剣神したのがまずかった。
EBAの勇者っぷりを生で見たい!というリクエストをされたら、こちらも応えないわけにはいかない。勇者は千鳥足でゾーマに挑んだ。

結果からいうと、惨敗。10回ぐらいは挑んだけど、勝てなかった。死にたくなった。
僕自身は斬っているつもりのところが、全然斬れないんですよ。斬りは外れまくるわ、そもそも斬り自体がでないわで、ダメダメだった。

今になって冷静になってみると、色々と原因は考えられて、まず一つは酔っ払ってたこと。ゾーマ様が二人に見えたりと、目が狂っていた。
あとは振りが緩かった。剣神は、ある程度の剣速がないと斬りとして認識してくれませんからね。これも酔っ払ってたことが原因か。もしくは、 ナナメ斬りを出すと痛かった肘を無意識にかばうために甘っちょろい振りになっていたのか。多分両方だろうなぁ。
確かにプレイ中、ヒロポンが「EBAさん!いつもの音が出てませんよ!」と注意してくれたのです。そう、普段の僕なら、 剣の一振りごとにボッビュンボヒュンッみたいな音が出る。でもその場での修正が、ドランカーの僕にはできなかった。
そのヒロポンはというと、きっちりゾーマを倒していましたからね。完敗ですよ。

ゾーマへの敗北感にまみれた僕は、絶望の中、考えた。
こうやって、「酔っ払ってたせいだ」とか「肘が痛かった」などと負けた理由をあげても、なんの弁解にもならないんですよ。『負けた』 という事実の前ではね。
勇者は勝つのが仕事だし、責任だし、義務だから。
まがりなりにも勇者と名乗る以上、どんな状況であろうと黙って勝たなきゃいけない。僕の敗北は、すなわちこの世界全体の敗北なんだから。
そういう覚悟をもって、僕は今まで勇者をやってきたつもりだった。左手でやったり、二刀流になってみたり、重りをつけてみたり、 これらの訓練は全て「いかなる時も勝つ」ための訓練だった。

でも甘かった。僕にはそんな覚悟なんて無かったのだ。覚悟しているつもりになっていただけだった。
よくよく考えてみれば、勇者が酒に酔ってるときに魔王が襲ってくる、ということは珍しいことでもなんでもない。 敵が弱っているときに襲い掛かるのは当たり前だ。魔王なら当然、やってくる。
こんな簡単なことに思いが至らなかった僕が、全面的に悪い。泥酔状態でゾーマと戦うというトレーニングを積んでおくべきだったのだ。 そのための時間はいくらでもあったというのに。

肘が痛いなんてのも、結局は僕が体調管理を徹底できなかったせいであり、自分以外の誰を責めることができようか。

僕は本当に落ち込んだ。勇者などと名乗っていた自分が恥ずかしかった。 魔王討伐を僕に託していた民衆たちの切なる願いを裏切ってしまった、これもショックだった。自分で自分が許せない。

僕はもう一度、自らを一から厳しく鍛え直そう。
この苦い、苦すぎる敗北を、さらなる飛躍のための糧にできるかどうか、ここが勇者としての踏ん張りどころだと思う。やるしかない。

 

な〜んてことを僕がウジウジしながら考えてる間、皆は楽しそうに剣神に興じていました。何人か筋の良さそうな勇者候補生もいましたし、 楽しんでくれてたようでなによりです。

なんにせよ、友達がうちに遊びに来るってことは嬉しい。一人で住んでるとやっぱりなんだかんだで寂しいですからね。僕のおうちに、 来てみろりん☆

この記事へのコメント
やっほい、ほめられちゃった。
うれしいなー。
これからもがんばりまーす。
Posted by merio at 2006年02月14日 17:11
なべパーティー、楽しかったです。どうもありがとう。
翌日の読書会も無事乗り越えられたようで、何よりです。

酔っても勝てる勇者!すげえっす。がんばって。
Posted by M2 at 2006年02月15日 12:58
>>merio
あれは一生ものだな。
あ、君の超赤黒い写真見せるの忘れた!


>>M2さん
読書会は無事には乗り越えられませんでした。
詳らかにはそのうち書くであろう日記を参考すべし。はぁ。

てか余った干し貝柱で炊き込みご飯したら美味しかったですよ、ありがとうございました。
Posted by EBA at 2006年02月16日 01:16
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのTrackBack URL
http://blog.seesaa.jp/tb/13275197
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。