2005年07月27日

言の葉ヒラヒラ

あぁ…。なにもする気がおきません。早くも夏休みが僕に重くのしかかってきています。

最近の日記の更新ペースを見てもわかると思いますけど、なんかもう全てがおっくうですわ。勉強はもちろん、 マンガ読むのもメシ食うのも寝るのさえもめんどくさいです。知らないうちに寝てしまっているんだけど、寝れば寝るほど疲れてしまうんです。 なにをしても楽しくないというか、僕の精神がどこかで澱んでしまって正常に流れてない状態なのが自分でもありありとわかります。 わかるだけに余計イヤになるんですよ。
ここまで長期休暇に適応できないと、僕にはなんらかの遺伝子的な欠陥があるんじゃないかと疑ってしまいます。早く夏休み終わらねえかな。 だれかお金あげるから僕の夏休みを終わらせて。

最近おもしろかったことといえば、昨日やってた「ためしてガッテン」ニラの栄養を十二分に引き出す調理法について特集をしていました。 なんでもニラというのは根っこの部分がニンニク、葉っぱの上のほうはホウレン草、というように二つの属性を持つ野菜らしいのです。つまり、 上と下でそれぞれ適した調理法を用いなければいけない。

根っこの方は、加熱調理する前によく刻んで空気に触れさせることによって、酵素の力で不要な成分の分解が進み、栄養たっぷりになります。 その栄養価、実に通常の246倍だってさ。今までの僕たちの調理法は、ニラのニの字どころか、 ニラって書くための鉛筆すら持ってないようなもんだったんですね。

葉っぱの方は、切ってから熱を通すと大半のビタミンが失われてしまうので(ホウレン草と全く一緒ですね)、 まず切る前に電子レンジでチンしてから、切って料理に使用するんだと。なんかめんどくさいですが、 この工夫によっておいしさが2.8倍になるらしいです。

この2.8倍というのは、なんかそこらへんの婆さんたちに工夫したニラと工夫しないニラを食わせて、 どっちがおいしいか投票してもらうことではじき出した、はっきり言ってなんの当てにもならない数値なんですが、まぁ試してみようと思います。 とりあえず今日ニラ買ってきた。

この「ためしてガッテン」っていう番組、オバサンたちの投票のように、 科学的に妥当かどうか怪しいような実験が多いのが気になりますし、 山瀬まみを始めとするゲストの方々が白痴全開なのが気に入りませんが、内容は毎回興味深いです。 僕も思わずガッテンしてしまいましたとさ。

あと今日は、「嫌韓流」という本を読みました。本っていうかほとんどマンガですけど、ほら、 「ゴーマニズム宣言」みたいなタイプの本ですよ。体裁的にも内容的にもね。
この本、一部ですごい話題になってるんで知っている人も多いと思います。 まぁ一部ってのは2ちゃんねるのことなんですけど、 アマゾンで一位になってたりと、なにかと話題の問題作なんです。

で、内容については、やっぱりこういう不特定多数の人に見られる可能性があるところでは書きにくいんですけど、 韓国人は最低だ、って内容ですね。題名のまんまです。その真偽はおいといて、 とりあえず自分がこの問題について無知であるってことはわかりました。

僕はどっちかっていうと嫌韓側ですが、それは彼らについて何も知らないからなんですよね。 知らないものはとりあえず拒絶してしまうのが僕の条件反射なんです。知らないものって怖いし不安じゃないですか。 こういう消極的な嫌韓の人はけっこう多いと思います。てかヨン様を見て泣き出すような、 脳が狂ったマダムとか、歴史を専門に勉強している人以外はほとんどそうなんじゃないんでしょうか。あくまで僕の憶測ですけども。 漠然と嫌いなんですよ、韓国人が。

これには身近にいる人の意見とかも大きく関係してると思います。 ウチの親父は徹底的に嫌韓でしたからね、 サッカーの日韓戦を見てるときなんかは、ブツブツと独り言で韓国を罵りはじめ、 次にその韓国相手にゴールを決められない日本をも罵りはじめて、最終的にテレビを消して不貞寝してしまうんです。 中学生だった僕には本当に不思議な光景だった。

まぁとにかくですね、僕はいまだに自分の知識と意志によって韓国に対する評価を決めることができてないわけです。 学問の世界に身を置こうとしているのにこれはちょっとヤバイかな、と思ったんで、これからは少しアンテナを張っておくことにします。

でもね、真の意味での「知識」というのは一体どのようなものなのか、 という疑問も常々自分の中にあるんです。
知識ってのはほとんどが伝聞じゃないですか。自分で検証して納得した知識なんてほとんど無いわけで。さらに、 知識の伝達は大抵が「言葉」によって行われるわけで、そこにも問題が潜んでいると思うんです。

日韓のように感情的な歴史問題においては、一つの出来事がまったく違う形で記述されてしまっている、それが韓国による 「歴史認識の誤りを修正しろ」みたいな非難に通じてると思うんですよ。
しかし、歴史を記述するにも口述するにも、それに言葉を使う以上、どうしようもないズレが生まれてしまうのはしょうがないと思うんです。
日本語と韓国語というような語族の違いだけじゃなくて、もっと小さなレベルでも、 人それぞれで同じ言葉に対する認識は微妙にズレているはずです。言葉っていうのは、 意思疎通の最低ライン、 別の言い方をすれば物事のただの近似に過ぎないわけで、 言葉によって自分の気持ちや状況を完全に他人に伝えるのは無理なんですよ。
仮に、仮にですよ、僕が「うんこ」って言ったら、「うんこ」 とは排泄物のことであるということについては全員の合意が得られるでしょうけど、 みなさんがパッと頭に思い浮かべるうんこは十人十色でしょうし、 僕のうんこ発言についての感想も人それぞれでしょう。 「なんてTPOが分からない奴なんだ、逝ってよし」と怒る人もいれば、 「わたしうんこ大好き!」と喜ぶ人もいるでしょう。てか、いました。

今の例は、「同じ言葉を受け取る際の人それぞれのズレ」ですけど、他にも 「ある出来事と、それを表す言葉とのズレ」ってのもあります。
これは僕が昔から考えてたことなんですけど、まず「夢」って言葉と「欲望」 って言葉を比べてみてほしい。

「このEBAには夢があるッ、絶対に叶えたいんだ」なんて言ったら、 女の子もコロリといってしまいそうです。
でも、「このEBAには欲望があるッ、絶対に叶えたいんだ」なんて言ってしまったら、 女の子は泣きながら逃げていくか、最悪110番ですよね。

簡単に言っちゃえば「ものは言いよう」ってことなんですが、なんで「ものは言いよう」なのか、 それが重要なんです。

答えは、言葉そのものに既に価値判断が含まれているから。「夢」には肯定的な感情、「欲望」 には否定的な感情がすでに言葉自体に含まれているのですよ。 指している内容はどっちもほとんど一緒なのにね。
つまり、価値もクソもないただの物事を、言葉によって説明した瞬間、否応なくそこにはなんらかの評価が付加されてしまうんです。
こうして日韓の「歴史認識」なるものはどんどんズレていったんでしょうね。

言葉ってのは本当に頼りない存在だと思います。ま、だからこそ楽しいんだけどな。

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嫌韓流
Excerpt: 定価:1000円(税込) 2005年7月26日発売晋遊舎 (ISBN:4-88380-478-X) もう既にあちこちで話題になりアマゾンのオンライン書店の予約でも堂々の一位に輝いたマンガ「嫌韓流」です..
Weblog: ピースファクトリー:高知
Tracked: 2005-07-27 12:32
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