もういい加減に完結篇です。
(前回までのあらすじ)ディズニーランドに行ったよ
ディズニーランドを満喫した僕たちは、今度こそお台場に向かって出発します。いくらなんでも、もう一回高速に乗るのは馬鹿らしいので、
一般道をドライビング。てか浦安あたりの深夜の一般道って、高速と変わらないじゃん。
100km/hで走っていた僕たちを余裕でブチ抜いていった車とかいましたから。
田舎って大らかでいいね。
こうして無事お台場に着いた僕たちは、いわゆる「お台場」とは逆側に向かいました。ほら、 自由の女神とかフジテレビがある側って、午前3時にもなると、 なんかいかがわしい雰囲気になってそうじゃないですか。「Free SEX Paradise ODAIBA」 みたいなさ。僕もMEITENさんもそういう破廉恥なことは大嫌いですから。 ということで、青海埠頭ってとこに行きました。
予想通り、こちら側にはほとんど人がいません。だって正面に工業地帯が見えるだけで、何も無いんだもの。
しかし、僕らはそこで心躍る光景を目撃してしまったのです!
なにがなんだか分からないと思いますので、解説します。
まず右下に写ってるのが巨大なタンカーです。ただいま停泊して、貨物(コンテナ)
を積んだり下ろしたりしています。
そして僕たちがびっくりしたのが、写真の大部分を占めている、赤と白に彩られた巨大な鉄の建造物です。
実はこれ、クレーンが付いていて、それによってタンカー上のコンテナを掴み、
トラックに移し変えるんですね。分かりやすく言うと、悪魔的に巨大化したUFOキャッチャーです。UFOキャッチャーのアームって、
水平方向を調整した後、垂直方向を調整して、ぬいぐるみとかを掴みますよね。でも、この怪物クレーンは水平と垂直、
両方を同時に調整しながら、精密にコンテナを掴むのです。つまり、
アームが斜めに降りていってコンテナをキャッチするのだ!すごいぜ!
コンテナの大きさがどんなものかは、この写真で理解していただきたい。手前に並んで写っている、
乗用車とみどり色っぽいコンテナを比べて見れば、
大体わかると思います。
さらにね、この現場から生じてる音がまたいいんですよ。すごいメカメカしいの。「ウィィィ〜ン…ガタタンッ!プシュ〜…。
ピュオン、ピュオン、ピュオン…」て感じで、まぁ皆さんに僕の感動が微塵も伝わらないのは重々承知してるんですが、
なんかこう、男の血が騒ぐような音なんですよ。最後のピュオン、ピュオン、ピュオン…って音は、
ガンダムがビームライフルを撃ったときの音に似ていますね。
ここで秘密裏にガンダムを建設していてもおかしくはない、そんな音がたくさん鳴ってた。
でもさ、クレーンの操作ミスとか突風でコンテナが落下したら、どう考えても下にいた人間は三次元から二次元になってしまいますよね。
そんな危険がいっぱいな現場なのにも関わらず、みんなキビキビと働いているんです。素直に尊敬しました、このプロフェッショナルな皆さんを。
こういう地味で辛い(であろう)仕事を、高い技術でこなし続けてくれる方々がいるから、僕たちも快適に暮らせるんですよね。無意識のうちに、
僕は彼らに向かって最敬礼の姿勢をとっていました…。
まぁあのコンテナの中になにが入っているのか僕は知らないんですけども。もしかしたら東南アジアの方々が入ってるかもしれないし。あ、あと、
クレーンにデカデカと「EVERGREEN」って書いてあったのが意味分からなかった。
GREENなんか何一つ無い現場でしたからね…。奥が深い。
非常に漢(おとこ)くさい光景に満足した僕たちは、その足でフジテレビ側へと向かいました。予想通り、 脳味噌のかわりに性器が詰まってるような若い男女がビーチに山ほどいらっしゃいます!もう午前4時なのにこんなとこでなにやってんだ! お母さんが泣いてるぞ!だから僕も混ぜてほしい!と思いながら、僕は砂浜をウロウロしていました。MEITENさんは海水舐めてた。 砂浜に誰かのトランクスが落ちてたのが印象的でした。僕も海にトランクス投げ捨てた経験はあるけど。
そろそろ夜も明けようかという頃、僕らはやっと家路につきました。帰りは六本木経由。六本木の不夜城ぶりと、 タクシー二列路駐天国ぶりをMEITENさんが紹介してくれました。確かにこりゃすげーや。 台湾に勝るとも劣らない路駐っぷり。日本も捨てたもんじゃないね。
車中に流れる英語のラジオを聴いて、わかったような顔をして頷いていたら、僕の家に到着しました。
本当はSEXっていう単語しか聞き取れなかった…。
ちょっとほろ苦い思い出を残して、旅は終わりました。MEITENさん、運転お疲れ様。また行こうぜ。
とりあえず今回で自信が確信に変わったことは、僕は男と二人でデートスポットを回るのが好きだということ。これはもう間違いない。 お台場は何回か女性と行ったことがあるんですけど、そのどれよりも今回の方が楽しかったからね。よく考えたら僕、 男とホテル入ったこともあるし…。誰か、僕と二人で、デートスポットを攻めまくろうぜ!HAHAHA!
おっきなビルが有楽町にあるよ。
ふ〜ん、韓国の企業なんだ。
ということは、あの高性能巨大クレーンも韓国製なのだろうか…せっかく、技術大国ニッポン万歳って思ってたのに…